人文科学研究所は第7回「TOKYO漢籍SEMINAR」を開催しました。(2011年9月2日)
人文科学研究所は、東京の学士会館において第7回「TOKYO漢籍SEMINAR」を開催しました。
同研究所が80年にわたって蓄積してきた中国学研究の成果をわかりやすく紹介し、多くの人々に漢籍、ひいては漢字文化全般に関心を深めてもらうことが本セミナーの目的です。
今回のセミナーは、東北地方太平洋沖地震のため3月12日の開催予定を延期していたものですが、平日にもかかわらず129名の方が受講されました。
麥谷邦夫 附属東アジア人文情報学研究センター長の開会挨拶に始まり、「俗書の啓蒙力」をテーマに、永田知之 助教「書儀―中世の文章作成マニュアル」、山崎岳 助教「善書-華僑・華人の人生訓」、武田時昌 教授「日用類書-庶民生活の科学知識」の3講師による講演を行いました。
10時30分から16時までという長時間のセミナーでしたが、参加者は最後まで熱心に聴講され、「どの講演も興味深く、資料が充実しており、講師の話もわかりやすく面白かった」「次回も楽しみであり是非参加したい」という感想をいただきました。
なお、次回の第8回は、「清華の三巨頭-新しい中国学の始まり」(仮題)をテーマに、2013年3月に開催する予定です。
左から、永田助教、麥谷センター長、山崎助教、武田教授