霊長類研究所 「ボッソウの野生チンパンジーの暮らし」写真展を開催中 (2011年5月31日)
霊長類研究所は、百周年時計台記念館において「ボッソウの野生チンパンジーの暮らし」写真展を5月30日(月曜日)~6月27日(月曜日)まで開催しています。
本写真展では、西アフリカのギニアの野生チンパンジーの写真を展示しています。ユネスコの世界自然遺産に指定されているニンバ山の麓に、ボッソウという名前の村があり、その周辺の森に一群れのチンパンジーが住んでいます。霊長類研究所を中心とする国際チームの研究者が、1976年以来、長期継続調査をしてきました。ここのチンパンジーはさまざまな道具を使うことで有名です。例えば、一組の石をハンマーと台にして、硬いアブラヤシの種を叩き割って、中の核を取り出して食べます。
2011年に、これまでの研究成果をまとめて、「ボッソウとニンバのチンパンジー」という英語の本をシュプリンガー社から発行しました。本写真展は、この書籍の出版を記念して企画したものです。英国の動物写真家、アヌップ・シャーとフィオナ・ロジャースが、2010年12月から2011年2月にかけて、このボッソウのチンパンジーの生態を写真に収めました。アフリカの野生チンパンジーの暮らしをぜひ堪能してください。
なお、彼らの写真は以下のホームページでも公開されています。
http://www.shahrogersphotography.com/
- 開催期間: 2011年5月30日(月曜日)~6月27日(月曜日)
場所: 百周年時計台記念館 京大サロン - 展示タイトル: 「ボッソウの野生チンパンジーの暮らし」
- 展示内容: 英国の動物写真家アヌップ・シャーとフィオナ・ロジャースが撮影した最新の写真により、ボッソウの野生チンパンジーの暮らしを紹介します。
![]() 展示風景 |
![]() 展示写真 |