ベトナムのフエにて、環境マネジメント人材育成国際拠点(通称:EMLプログラム)第3回シンポジウムをフエ大学との共催により開催しました。
本学では戦略的環境リーダー育成拠点形成事業の一環として、EMLプログラムは、地球環境学堂、工学研究科、エネルギー科学研究科の3研究科が主体となっています。平成20年よりアジアの環境問題の解決へ貢献する環境リーダーを育成することを目的として教育プログラムを展開しており、海外3カ所のフィールドキャンパス(ベトナムのハノイ、フエ、中国の深圳)を設置するなど、アジア諸国の大学との積極的な連携を図っています。
第3回シンポジウムは昨年度のハノイでの第2回シンポジウムに続き、フィールドキャンパスの一つであるフエを開催地とし、本学の教員、学生に加え、ベトナム、中国、ラオス、カンボジア等の大学関係者など150名以上が参加しました。
このシンポジウムでは、小林愼太郎 地球環境学堂長、Nguyen Minh Hieu フエ農林大学長が、まず始めに挨拶を行いました。続いてプログラムリーダーの藤井滋穂 地球環境学堂教授より海外でのインターン研修の実施実績などこれまでの成果を報告し、また、Huynh Trung Hai ハノイ理工科大学環境科学技術研究所所長、Guan Yuntao 中国清華大学深圳研究生院教授、Le Van An フエ農林大学副学長から、各フィールドキャンパスにおける教育研究連携の展開についての報告がありました。さらに、今後の活動の継続、発展について意見が交わされました。
その後、本学にて実施された短期コースに参加したベトナムの大学院生、8名の留学生を含む修士課程、博士課程に在籍する学生が口頭発表を行い、活発な質疑応答が繰り広げられました。会場の一部で行われたポスターセッションでも、英語で積極的に研究内容を説明し、質問に答える大学院生の姿が見られました。
最後に、米田稔 工学研究科教授からまとめと閉会の挨拶があり、シンポジウムは盛会のうちに閉会となりました。
![]() シンポジウムの様子 | ![]() ポスターセッションの様子 |
![]() 集合写真 |