講演会「会計検査院の仕組みと機能」を開催しました。(2011年1月22日)

講演会「会計検査院の仕組みと機能」を開催しました。(2011年1月22日)

  経営管理大学院では、「会計専門職の学び直しを支援する短期集中教育プログラム」(文部科学省委託事業)の一環として、法経済学部東館において講演会「会計検査院の仕組みと機能」を国際公会計学会、みずほ証券株式会社の協賛により開催しました。

  現在、国の財政難が深刻化し、会計検査院の持つ役割への関心が大いに高まっています。本講演会は、元会計検査院長である大塚宗春 早稲田大学商学学術院教授をお招きし、会計検査院の基本的な理解を深めるとともに、行政や自治体の事業評価のあり方、大学予算についてまで幅広く議論を行うことを目的としたものです。

  小林潔司 院長の開会挨拶に始まり、大塚氏による「会計検査院の仕組みと機能」と題した基調講演が行われました。講演では、元会計検査院長ならではの観点から、会計検査院の組織構成や検査の内容などについて、分かりやすくお話しいただきました。

  後半は、徳賀芳弘 経営管理大学院・経済学研究科 教授の進行のもと、大塚氏と西阪昇 理事・副学長との対談を行いました。「会計検査院改革」「会計検査院検査の変化」「国立大学法人の検査」「国立大学法人の経営」の四つのテーマについて、大塚氏が会計検査院の改革に尽力されたお話や、国立大学法人のあり方、現在ある問題点にも踏み込んだ議論がなされました。

  対談の最後には、参加者から事前に聴取した質問に答える形で質疑応答が行われ、全体を通して内容の深い講演会となりました。

  結びには、佃弘一郎 日本公認会計士協会京滋会 監査・会計委員会 委員長により閉会の挨拶が行われました。満席となった会場には公認会計士や公務員、学生等50名が参加し、講演会を通して熱心に聴講され盛会のうちに終了しました。


大塚氏による基調講演

対談の様子

会場の様子