第3回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2011年1月21日)
医学部附属病院は、第3回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館にて開催しました。同研究会は、同院におけるiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞等を用いた再生医学研究の向上ならびに成果の普及を図り、ひいては医療の発展に貢献することを目的として平成21年11月に設置したものです。第3回目となる今回の研究会では、学内外から100名余りの参加がありました。
研究会では、中村孝志 医学部附属病院長の開会挨拶の後、中川隆之 医学部附属病院 耳鼻咽喉科 講師より「多能性幹細胞を用いた内耳再生医療開発」について、長船健二 iPS細胞研究所 准教授より「iPS細胞技術を用いた腎疾患に対する治療法開発に向けた研究」について、中西淳 武田薬品工業株式会社 医薬研究本部 開拓研究所 主席研究員より「iPS細胞の実用化に向けて~疾患研究と創薬~」について、前川平 医学部附属病院 輸血細胞治療部 教授・分子細胞治療センター長より「わが国における細胞治療・再生治療の制度的枠組み」について一般講演がありました。
引き続き、中内啓光 東京大学 医科学研究所 幹細胞治療研究センター長より「細胞治療から臓器再生治療へ:iPS細胞から臓器を作る」について特別講演が行われました。
![]() 開会挨拶を行う中村病院長 | ![]() 中内センター長による特別講演 |