総合博物館 秋季特別展「昆虫標本からさぐる環境変動」を開催中(2010年10月13日)
特別展「昆虫標本からさぐる
環境変動」にようこそ
総合博物館の秋季特別展「昆虫標本からさぐる環境変動-花を訪れる虫たちのいま、むかし-」を10月13日(水曜日)から開催しています。
今年、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されることもあり、生物多様性に関する世間の関心が高まっています。そこで、生物多様性の意義を、本来の生態学的立場から正しく伝えていくこととしました。「種って何」、「種の多様性って何」、「なぜ多様性が重要なの」という基本的な概念の解説パネルから本展示は始まります。
さらに、本展示は、私たちの身近な所にいる「昆虫」にスポットを当て、京都の花を訪れる虫の「いま」と「むかし」から、昆虫の多様性、花を訪れる虫と植物の共生関係などを解説しています。
また、総合博物館に収蔵されている近年研究に用いられた昆虫標本をその成果とともに展示することで、生態学における標本の重要性を理解していただこうと考えています。展示している昆虫標本は約千種、一万個体近くにおよびます。
開催に先立ち行った内覧会には、学内外から多くの方の出席がありました。角谷岳彦 本特別展担当教員/総合博物館助教の展覧会の構成の解説、展示品の説明があり、出席者は貴重なタイプ標本も含めて興味深く熱心に鑑賞されました。
なお、会期中、角谷助教による展示解説を下記の日時で実施する予定です。
開催日
10月13日(水曜日)・16日(土曜日)・31日(日曜日)
11月6日(土曜日)・13日(土曜日)・24日(水曜日)
12月4日(土曜日)・12日(日曜日)
※時間は、各日とも14時から1時間程度。
※会期は、12月12日(日曜日)まで。
![]() 角谷助教の解説(展示解説) | ![]() 展示会場の様子(1) |
![]() 展示会場の様子(2) |