「ノーベル生理学・医学賞受賞者Bert Sakmann博士来日記念講演会」を開催しました。(2010年9月1日)

「ノーベル生理学・医学賞受賞者Bert Sakmann博士来日記念講演会」を開催しました。(2010年9月1日)

 ノーベル生理学・医学賞受賞者Bert Sakmann(ベルト・ザックマン)博士が来学されたことを記念した公開講演会を、情報学研究科等が主催し、百周年時計台記念館において開催しました。

 講演会は、石井信 情報学研究科教授の司会進行で、英語により行いました。最初に中村佳正 情報学研究科長から開会挨拶がありました。続いてザックマン先生より「触覚系の計算機による解明に向けて(Digital Anatomy of the Touch System)」という演題で、ラットなどの齧歯動物の体性感覚野コラムの三次元解剖構造、感覚情報処理の計算機シミュレーションなどの最新の研究成果について紹介がありました。

 定員を超える250名の参加が学内外からありました。皆、熱心にメモをとりながら真剣に聞き入り、講演終了後の質疑応答も活発に行われ、参加者は世界最新の研究成果に触れることができました。

 なお、ザックマン博士は、講演会に先立ち、iPS細胞研究所を訪問し、山中伸弥所長と懇談するとともに、今春にオープンしたばかりの研究所を視察されました。その後、百周年時計台記念館において、塩田浩平 理事・副学長を訪問され、同席された光山正雄 医学研究科長、中村情報学研究科長、石井情報学研究科教授と懇談されました。


満員の会場

講演するザックマン博士

ザックマン博士と山中所長

右から石井教授、中村情報学研究科長、ザックマン博士、塩田理事・副学長、光山医学研究科長、戸倉照雄 国際部長