第2回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2010年7月23日)

第2回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を開催しました。(2010年7月23日)

 医学部附属病院は、第2回京大病院iPS細胞・再生医学研究会を芝蘭会館にて開催しました。同研究会は、当院におけるiPS細胞、ES細胞および体性幹細胞等を用いた再生医学研究の向上ならびに成果の普及を図り、ひいては医療の発展に貢献することを目的として昨年11月に設置したものです。第2回目となる今回の研究会では、学内外から130名余りの参加がありました。

 研究会では、中村孝志 医学部附属病院長の開会挨拶の後、中島秀典 主席研究員(アステラス製薬株式会社 分子医学研究所)より「iPS細胞研究による創薬のイノベーション」について、高橋淳 准教授(再生医科学研究所・iPS細胞研究所)より「パーキンソン病に対するiPS細胞移植治療法の開発」について、平家俊男 教授(医学部附属病院 小児科)より、「多能性幹細胞を用いた骨格筋細胞/心筋細胞の作成およびその臨床応用に向けた取り組み」について、鈴木茂彦 教授(医学部附属病院 形成外科)より「形成外科における皮膚再生プロジェクト- 過去、現在、未来」について一般講演を行いました。

 引き続き、岡野栄之 教授(慶応義塾大学医学部 生理学教室)より「iPS細胞技術を用いた神経系の再生・疾患研究」について特別講演が行われました。

 最後に、伊藤壽一 教授(医学部附属病院 耳鼻咽喉科)より閉会挨拶を行い、閉会となりました。


開会挨拶を行う中村病院長

岡野教授による特別講演