「吉田泉殿」作庭完工祝いの会を挙行しました。(2010年5月11日)
吉田泉殿作庭完工を記念して、祝いの会を挙行しました。
平成19年6月に全面改修した「吉田泉殿」は、その庭が未整備のままでしたが、生存圏研究所 川井秀一 教授を中心として庭園改修の取り組みを始めました。平成20年の農学部の造園実習 I (森本幸裕 教授・今西純一 助教担当)の授業の中で、吉田泉殿の庭園設計を課題としてとりあげました。平成21年5月の研究所長・センター長懇談会において、この造園実習 I で選ばれた、農学研究科 森林科学専攻 南佐和壱さん(修士課程1年)の基本設計の説明がありました。さらに、枯山水(景の庭)にビオトープ(用の庭)の要素を加味した最終設計を要請し、平成21年7月に最終基本設計案が承認されました。その後、実施設計図を作成し、さらには全学共通経費での支援等による実施財源を確保し、本年3月に水の京(みやこ)をテーマとした、ゆるやかで落ち着きを感じることができる新たな美しい庭園が完成しました。
これを記念し、5月11日(火曜日)、吉田泉殿にて祝いの会を挙行し、松本紘 総長、理事・副学長をはじめ研究所長・センター長など59名の参加者となりました。松本総長からの祝辞があり、設計から施工までご尽力いただいた、設計者の南さんならびに施工業者の花豊造園 株式会社に感謝状を贈呈しました。さらに、南さんから本庭園設計のコンセプトについて説明があり、完成後の達成感などが披露されて、出席者の懇談の後、約1時間で閉会となりました。
「吉田泉殿」の作庭完工を機に、全学共用の知の交流の場として、本施設の利用者がさらに増えることを願う次第です。
![]() 庭-枯山水 | ![]() 庭-ビオトープ |
![]() 総長と感謝状受贈者 |