生存圏研究所がインドネシアのタンジュンプラ大学森林学部と部局間学術交流協定を締結しました。(2010年4月16日)
インドネシア西カリマンタン州 タンジュンプラ大学において、生存圏研究所とタンジュンプラ大学森林学部との部局間学術交流協定締結の調印式が行われました。生存圏研究所からは、当日急用のため出席できなかった津田敏隆 所長に替わり吉村剛 教授が出席し、タンジュンプラ大学からは、H. Chairil Effendy 学長と森林学部H. Abdurrani Muin 学部長を含む約20名が出席しました。調印式の後、吉村教授より京都大学の概要および生存圏研究所の研究内容に関するセミナーを行い、活発な質疑応答がありました。
タンジュンプラ大学は西カリマンタン州の州都、赤道直下の町ポンティアーナにある国立の総合大学で、9学部、約17,300人の学生を擁しています。
生存圏研究所とタンジュンプラ大学森林学部との研究交流は、生存圏研究所の前身である木質科学研究所が拠点校となって実施した、「木質科学分野における日本学術振興会拠点校方式による学術交流事業(1996年~2005年)」によって始まりました。同事業による博士課程留学生の受入や、その後の両国研究資金による共同研究の実施など、実質的な研究交流が一層進展したことから、今回の学術交流協定の締結に至りました。なお、本交流協定の締結に当たっては、生存圏研究所で博士号を取得したYuliati Indrayani筆頭副学部長に大変なご尽力をいただきました。
両機関は、今回の交流協定の調印により、さらに強い協力関係を築いていくことになります。新たな共同研究やシンポジウムの実施、人物交流等を通して、学術研究の推進と教育活動の強化を図っていく予定です。
![]() 左から吉村教授、H.Chairil Effendy学長、H.Abdurrani Muin学部長 | ![]() タンジュンプラ大学の学生に指導する吉村教授 |
![]() 今後の協力について検討する関係者 |