生存圏研究所において、生存圏研究所 津田敏隆 所長と台湾国立成功大学計画設計学院 林峰田(Feng-Tyan Lin) 院長の署名により、部局間学術交流協定の調印式を行いました。
調印に先立って、セミナーを開催し、双方から4名の研究者による現在の研究内容の紹介を行い、相互理解を深めました。
台湾国立成功大学(National Cheng Kung University)は、台湾台南市大学路1番に本部を置く台湾の国立大学で、医・生命・理工学系の大学として台湾の産業界から高く評価されている大学です。今回、交流協定を締結した相手先は、計画設計学院(College of Planning and Design)で、同学院は、建築学科(Department of Architecture)、工業デザイン学科(Department of Industrial Design)、都市計画学科(Department of Urban Planning)、工業創生デザイン学科(Creative Industry Design)の4学科で構成されています。
同学院との交流は、コーディネーターの小松幸平 教授が2004年6月にフィンランドのラハチで開催された国際木構造会議(WCTE2004)で同大学建築学科のHsu 教授ら3名と知り合ったことに端を発しており、その後、Hsu 教授らが日本の伝統建築の修理現場を視察するため来日したことから本格的な相互訪問が始まり、同建築学科博士課程院生の生存圏研究所への留学、同氏の博士論文審査、台湾の伝統木造建築物の調査、台湾での国際セミナーの開催、成功大学や台湾大学での特別講義など様々な交流を経て、今回の締結に至りました。
両機関は、今回の交流協定の調印により、さらに強い協力関係を築いていくことになります。新たな共同研究やシンポジウムの実施、人物交流等を通して、学術研究の推進と教育活動の強化を図っていく予定です。
![]() 左から津田所長、Lin院長 | ![]() 国立成功大学計画設計学院の紹介をするLin院長 |
![]() 調印後の記念撮影(中央右側 Lin院長、左側 津田所長) | ![]() 生存圏研究所の研究を紹介する小松教授 |