寄附研究部門「ボノボ(林原)研究部門」を新設しました。(2010年3月30日)

寄附研究部門「ボノボ(林原)研究部門」を新設しました。(2010年3月30日)

 平成22年4月1日より霊長類研究所に寄附研究部門「ボノボ(林原)研究部門」(寄附者:株式会社林原)を新設することになりました。

寄附研究部門「ボノボ(林原)研究部門」の概要

設置年月日
(寄附受入期間)
平成22年4月1日
(平成22年4月1日~平成25年3月31日)
大学名(研究所名) 京都大学(霊長類研究所)
寄附研究部門の名称 ボノボ(林原)研究部門
(英文名 Department of Bonobo Research (Hayashibara))
寄附者 株式会社林原 
寄附者の概要 (1) 設立年月日:1932年7月10日
(2) 事業活動収入:282億6千8百万円(2009年10月期)
(3) 所在地:岡山県岡山市北区下石井1-2-3
(4) 事業の内容:各種糖質原料の製造 
寄附予定額 総額 60,000,000円
  平成22年4月納入 20,000,000円
  平成23年4月納入 20,000,000円
  平成24年4月納入 20,000,000円
寄附方法 分割寄附 
寄附の時期 平成22年から平成24年
第1回 平成22年4月
第2回目~3回目 各年4月
担当教員 寄附研究部門教員 平田聡 客員准教授
寄附研究部門教員 山本真也 助教(特定有期雇用教員)
研究目的等 ボノボ(Pan paniscus)の認知機能の研究を通じて、人間の本性の進化的基盤を解明する。 
研究内容等 これまで霊長類研究所が培ってきたチンパンジーの認知機能の研究を基盤として、新たにボノボの認知機能の研究をおこなう。アフリカの野生のくらしの解明を進めつつ、新たに実験的研究を国内で立ち上げて、チンパンジーとボノボというパン属2種とヒトとを比較した研究から、人間の本性の進化的基盤を解明する。 
研究課題等 人間とそれ以外の霊長類における認知機能の比較研究において、最も近縁なパン属2種(チンパンジーとボノボ)の研究はきわめて重要だが、これまでボノボについての研究はほとんど皆無だった。そこで、本研究によってボノボの認知機能の解明を進めることによって、「人間とは何か」という問いに対する新たな答えを探求する。 

参考