12月11日に同志社大学アーモスト館において、KCJS第9期(2009年9月~12月)の修了式を実施しました。
今学期は、8名の京都大学生が聴講生として参加しました。それぞれ、各自の聴講講義に全力で取り組み、修了式には3名が参加しました。
京都大学聴講生がともに学んだKCJS学生のうち、今学期終了後帰国するKCJS学生にヘンリー・スミス所長から修了証が手渡され、一人一人日本語での感想を披露していました。続いて立食式の食事と雑談を楽しんだ後、ジェスチャー・ゲームを展開し、KCJS学生、同志社大学聴講生、京都大学聴講生が皆おおいに盛り上がりました。
12月16日には、同志社大学扶桑館においてKCJS第10期(2009-10春学期)聴講生向け事前説明会を行いました。
最初に京都大学聴講生向け説明会、引き続いて同志社大学聴講生を含めた全聴講生に向けての説明会がありました。
第10期には、7名の京都大学生が聴講生として参加します。京都大学聴講生向けの事前説明会では、河合淳子 准教授よりKCJS聴講制度の成り立ち、聴講生としての心構え、注意点等についての説明がありました。全聴講生向け説明会は、ヘンリー・スミスKCJS所長により英語で行われました。聴講生ひとりひとりが英語で自己紹介を行い、それぞれの学生が聴講する講義に関して、スミス所長からのアドバイスを受けました。「アメリカの講義スタイルでは発言が重要である」、「学生の発言は英語が母語である先生すら理解不能の場合もあるのだから、臆せず堂々と自分の意見を述べるべき」、「日本について学ぶKCJS学生にとって、日本人からの意見は新鮮で重要であり、だからこそ聴講生と共に学ぶ大きな意義がある」、「日本人学生自身も自分が知らなかった日本についての知識を深める機会になる」などといった話があり、聴講生たちは来年1月から始まる聴講に向けて、意欲を高めている様子でした。
![]() 第9期修了式:修了証を手にするスミスKCJS所長 | ![]() 第9期修了式:「Tシャツ委員会」作成のKCJS Tシャツを着る学生 |
![]() 第9期修了式:談笑する学生・スタッフ | ![]() 第9期修了式:KCJS学生と京都大学聴講生 |
![]() 第10期:京都大学聴講生向け説明会 | ![]() 第10期:全聴講生向け説明会 |
KCJS(Kyoto Consortium for Japanese Studies、京都アメリカ大学コンソーシアム)
KCJS(Kyoto Consortium for Japanese Studies、京都アメリカ大学コンソーシアム)は日本研究を志す米国の大学生が日本について学ぶプログラムです。米国の一流大学からの学生50人程度が毎年来日し、秋をスタートとした1年間、あるいは秋学期か春学期の半年間、京都で学んでいます。京都大学からは毎学期、1講義につき2名程度、全体で10名程度がアメリカ人学生にまじって英語講義を聴講します。
講義はもちろん、フィールドトリップなどへの積極的な参加により、聴講生は英語力と知識を高め、アメリカ人学生との友好を深めています。
講義の期間は春学期1月~4月(募集:前年の11月)、秋学期9月~12月(募集:6月)です。募集要項・申請書は京都大学ホームページの留学・国際教育のページで公開します。また、留学生課でも配布しています。