京都大学原子炉実験所一般公開を開催しました。(2009年4月4日)
京都大学原子炉実験所では、桜の満開の時期にあわせて4月4日に毎年恒例の原子炉実験所一般公開を実施しました。あいにく午後から雨模様でしたが、地元熊取町を中心に396名の参加がありました。
ビデオを使った同実験所の研究紹介とかんさいアトムサイエンス倶楽部との共催による科学実験・工作コーナーを設けました。放射線を実際に目で見たり測定したりする「霧箱や簡易分光器の工作」コーナー、タンポポやゴム風船を液体窒素に浸して取り出し握って-197℃の世界を体験できる実験コーナーなど、多くの方々が参加し、サイエンスの世界を垣間見ました。
また、施設見学コーナーでは、例年と趣を変えて自由に見学場所を選んでいただけるアラカルト方式とし、同実験所員の案内でKUR(研究用原子炉)、廃棄物処理棟および今年初めてのFFAG加速器などの見学を行いました。
今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方だけではなくより多くの方々に、原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供し、同実験所における研究活動について理解と支援を得られる様に努めていきます。
![]() 科学実験体験コーナー「霧箱や簡易分光器の工作」風景 | ![]() KUR原子炉室での見学風景 |