「幹細胞ハンドブック-からだの再生を担う細胞たち-」を配布 (2009年4月1日)

「幹細胞ハンドブック-からだの再生を担う細胞たち-」を配布 (2009年4月1日)

生命科学研究科 大河雅奈さん(左)とCiRA国際広報室 田村早紀さん(右)

 京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター(CiRA:山中伸弥センター長)は、幹細胞についての基本的情報を伝えるために「幹細胞ハンドブック-からだの再生を担う細胞たち-」(全12ページ)を制作し、配布を開始しました。

  このハンドブックは、幹細胞とは何か、ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞(人工多能性幹細胞)の違い、幹細胞研究と社会とのかかわりなど、幹細胞について基本的な情報を文章、イラスト、表を使ってわかりやすく説明しています。

 再生医療で重要な役割を果たす幹細胞について、科学に興味のある高校生や一般の方が理解できるように、大河雅奈さん(生命科学研究科)と加藤和人准教授(人文科学研究所/大学院生命科学研究科/ 物質-細胞統合システム拠点)が企画しました。制作と監修は大河さん、加藤准教授、CiRAで行いました。

 イラストは、米科学誌「SCIENCE」などの主要な雑誌や書籍の表紙を担当した経験のある、Tane+1. LLC(米国ニューヨーク州)の科学専門のイラストレーター・奈良島知行さんが描き、デザインは「日経サイエンス」などを担当しているGRID CO.,LTD.(東京都渋谷区)の八十島博明さんが担当しました。

 「幹細胞ハンドブック」は、

CiRAホームページ: http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/cira/j/

からダウンロードできます。また、冊子は、CiRAが主催するシンポジウム等の参加者に配布する予定です。