高等教育研究開発推進センターが第15回大学教育研究フォーラムを開催しました。(2009年3月20日~21日)

高等教育研究開発推進センターが第15回大学教育研究フォーラムを開催しました。(2009年3月20日~21日)

 吉田キャンパスおよび百周年時計台記念館において、第15回大学教育研究フォーラムが開催されました。

 平成20年度に採択された特別教育研究「大学教員教育研修のためのモデル拠点形成」の一環として、初日の特別講演では、西村周三 理事(教育・学生・国際(教育)担当)の挨拶に続き、飯吉透 マサチューセッツ工科大学教育イノベーション・テクノロジー局上級ストラテジストより「21世紀のFDモデルの構築に向けて - オープンエデュケーション、Scholarship of Teaching and Learningとテクノロジーの活用を中心に - 」と題し、講演がおこなわれました。

 引き続きシンポジウムでは、「FDの学内組織化と大学間連携」をテーマに、今泉柔剛 文部科学省高等教育局大学改革推進室長、小田隆治 山形大学地域教育文化学部教授、松下佳代 京都大学高等教育研究開発推進センター教授、山田剛史 島根大学教育開発センター副センター長の4氏による報告があり、その後、会場の参加者と活発な意見交換がおこなわれました。

 個人研究発表は、2日間にわたり10の会場で、大学教育改善の実践研究に関する発表計38件がおこなわれ、小講演では、佐藤浩章 愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室副室長、鈴木宏昭 青山大学文学部教授、川口昭彦 独立行政法人大学評価・学位授与機構理事をはじめ、計8名による講演がおこなわれました。フォーラム最後のラウンドテーブル企画では、大学教育の最新の知見と実践に関して、各会場で討論が交わされました。

 この大学教育研究フォーラムには、2日間で学内外の大学関係者計529名の参加者があり、本学および全国の大学の教育改善のためのリソースが集積したといえます。また、初日のシンポジウム終了後の情報交換会も、多くの参加者が一層の交流を深めるなど、盛会のうちに終了しました。

  

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