「先端医療開発特区」(スーパー特区)の採択について (2008年11月18日)
最先端の再生医療や医薬品・医療機器の研究開発の促進を図るための「先端医療開発特区」(スーパー特区)に143件の応募があり、24件が採択されました。京都大学からは本学教員を研究代表者とする3件のプロジェクトが採択されました。
革新的技術の開発を阻害している要因を克服するため、研究資金の特例や規制を担当する部局との並行協議など試行的に行う「革新的技術特区」、いわゆる「スーパー特区」は、従来の行政区域単位の特区でなく、テーマ重視の特区(複数拠点の研究者をネットワークで結んだ複合体)であることなどが特徴です。
平成20年度は、その第一弾として「先端医療開発特区」が創設されました。
本学から採択された3件は、以下の通りです。
- 公募分野 : iPS細胞応用
研究課題名 : iPS細胞医療応用加速化プロジェクト
研究代表者 : 山中 伸弥 物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター センター長
- 公募分野 : 革新的な医療機器の開発
研究課題名 : イメージング技術が拓く革新的医療機器創出プロジェクト-超早期診断から最先端治療まで-
研究代表者 : 平岡 真寛 ナノメディシン融合教育ユニット ユニット長
- 公募分野 : 国民健康に重要な治療・診断に用いる医薬品・医療機器の研究開発
研究課題名 : 難治性疾患を標的とした細胞間シグナル伝達制御による創薬
研究代表者 : 中尾 一和 医学部附属病院探索医療センター センター長