春秋講義で、松本紘総長が講義を行いました。(2008年10月15日)
春秋講義で、松本紘総長が10月1日の総長就任後、初めて市民の皆様の前で講義を行いました。
「京都大学と京都」と題した講義では、創設以来の111年間にわたる京都と大学の関係に始まり、現在の大学を取り巻く状況、大学運営全般に渡る今後の戦略などが説明されました。
地震学者の尾池和夫前総長がかつての春秋講義で京都盆地の地下水など地面から下についての話をしたのに対して、松本総長は、自身の研究は「宇宙に発電所を作って人類の危機を解消することだった」と語り、受講者は今度は宇宙か、とばかりに新たな関心を持って話に聞き入っていました。
春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的財産について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から月曜日と水曜日に分かれて開講されており、今回も市民の皆様に大学のことをより深く知っていただく機会になりました。
春秋講義の今後の開催は、以下の通りです。皆様、お誘い合わせの上、ご参加ください。
- 10月27日(月曜日) 京都大学百周年時計台記念館 18時30分~
淡路 敏之 教授 (理学研究科) 「観測とモデルの総力戦で海の全層を診る」 - 10月29日(水曜日) キャンパスプラザ京都 18時45分~
長瀬 敬昭 法科大学院特別教授 「裁判員制度が始まります!」
詳細は以下をご覧ください。
/ja/news_data/h/h8/d2/news4/2008/081029_1.htm
ファイナンシャル・レポートを手に京都大学の財務状況について話す松本総長。ファイナンシャル・レポートは、京都大学の財務会計についてわかりやすく説明されており、当日、希望者にも配布されました。