青森県知事が京都大学を訪問されました。 (2008年9月17日)

青森県知事が京都大学を訪問されました。 (2008年9月17日)


左から、青森県の佐々木 郁夫 エネルギー総合対策局長、三村 申吾 知事、鳴海 勇蔵 農林水産部長


左から、京都大学の小西 哲之 生存基盤科学研究ユニット長、松本 紘 理事・副学長、尾池 和夫 総長、川井 秀一 生存圏研究所長

 青森県から三村申吾知事が尾池和夫総長を訪問されました。

 青森県側からは 佐々木郁夫エネルギー総合対策局長、鳴海勇蔵農林水産部長が、本学からは松本紘理事・副学長、川井秀一生存圏研究所長、小西哲之生存基盤科学研究ユニット長が同席しました。

 今年度から4年間、生存基盤科学研究ユニットが中心となって行うサイト型機動研究プロジェクトにおいて、本学が青森県にて様々な研究や教育を実施することになりました。このことを契機として、本学と青森県の連携について提案および意見交換が行われました。

 まず、小西ユニット長から生存基盤科学研究ユニットについての概要説明があり、サイト型機動研究においては、青森の自然環境、白神山地・ヒバ人工林・湖・海・汽水湖・川といういろいろなフィールド、そこに暮らしている人々との関わりにおいて大学と自治体との共同研究を行い、人材を育成していく等の活動を行っていきたいと述べられ、青森県知事からは、人材育成をするうえで具体の施策との連携を進めるチャンスと捉えていることの表明がありました。

 引き続き鳴海農林水産部長から、京都大学と青森県農林水産部との連携について、考えられる項目として「人口減少社会を前提とした農山漁村集落における地域経営のあり方について」「山・川・海をつなぐ“水循環システム”のマネジメント力向上について」等が挙げられました。

 尾池総長から、青森サイトにおいては、地元の大学と協力して、京大がバックアップしていく方向を考えて欲しいとの意向が示されました。また、青森県でサイト型機動研究を受け入れていただいたことへの謝辞とともに、京都大学の中には、いろいろな視点で取り組む研究があり、生存基盤科学研究ユニットをコアに大学内での連携も考えられるのではないかとの提案がありました。