構造材料元素戦略研究拠点ユニットの公募研究について

構造材料元素戦略研究拠点ユニットの公募研究について

2013年1月9日

趣旨および内容

 構造材料にとっては、まず「強さ」と「ねばさ」を両立させることが、本質的に重要です。変形への抵抗である「強さ」(強度)は部材の小型化・軽量化を可能とし、破壊への抵抗である「ねばさ」(延性、靱性)は、部材の信頼性を向上させます。しかしながら、一般に「強さ」と「ねばさ」は、トレードオフの関係にあります。強いものは脆く、ねばいものは弱い。この固定概念を打破し、「強さ」と「ねばさ」を具備する「究極の特性」を、希少元素の添加によることなく達成することが本構造材料元素戦略研究拠点の目標です。そのために構造材料のフロンティアを、電子論と最先端の計測技法という新しいツールを駆使して開拓し、「変形と破壊」の現象を電子論に遡って解明して、ブレーク・スルーの実現を目指します。

 本拠点では、京都大学および連携機関により重点的に研究を推進するとともに、関連する2年間の研究を公募します。

 公募研究においては、物理や化学など多彩な関連分野からの挑戦的な提案、そして学際融合的な提案を期待しています。原則として個人からの提案とします。

対象者

大学・研究機関等において科学技術研究に従事している研究者

研究費・件数

単年度当たりの応募額300万円を上限とする研究を2件程度

研究期間

2年間

提出書類

以下の内容について研究計画調書(様式自由A4用紙2枚程度)を作成し、表紙と併せメール添付にて提出のこと

  1. 研究目的
  2. 研究計画・方法
  3. 本研究に関連する業績

書類のダウンロード

  1. 表紙(word)
  2. 記入要領(pdf)

締め切り

2013年2月28日(木曜日)必着

選考

  1. 応募内容を基に書面審査を行います。
  2. 必要に応じ、面接を実施する場合があります。

選考結果は2013年3月下旬にメールにて通知します。

採択後の条件等

採択された場合には、成果報告が義務付けられます。また、年に2~3回行われる研究会への出席をお願いします。

予算は京都大学が管理します。物品購入の際には京都大学が購入者となり、納品場所が採択された研究者の機関となります。

その他、事務処理については、原則として科学技術振興機構のホームページ上(http://www.keytech.jst.go.jp/itaku.html)にある委託契約事務処理要領・様式に準じます。詳細は、採択後に説明を行います。

提出先・照会先