学術情報メディアセンターセミナー「映像デザインの品格」

学術情報メディアセンターセミナー「映像デザインの品格」

 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しております。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、映像作家の安藤紘平 早稲田大学名誉教授と中谷日出 NHK解説委員(IT/芸術担当)をお招きし、ご講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。

日時

2014年5月27日(火曜日) 16時30分~18時40分

場所

学術情報メディアセンター 南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。)

対象

どなたでも参加いただけます。

参加費

無料

申し込み

不要

プログラム

16時30分~16時55分
講演者 土佐尚子 情報環境機構教授
講演題目 ハイスピードカメラを使ったメディアデザインとプロジェクションマッピング
講演概要 ハイスピードカメラが捉えた音の振動から作られる生け花のような映像を、経済産業省のクールジャパンのプロジェクトとして、シンガポールのマリナベイサンズのアートサイエンスミュージアムで個展をすると共に、シンガポール観光庁主催のアートウィークで、プロジェクションマッピングを行いました。その作品と、新作「花魁」「宇宙熱帯雨林」を紹介します。
17時00分~17時45分
講演者 中谷日出 NHK解説委員(IT/芸術担当)
講演題目 ブランドデザインの現在(いま)
講演概要 ブランド(それは商品、作品、研究、企業活動、個人のアイデンティなど)を構築するということは現代社会に、生きる我々においてとても重要な活動になっています。今回は、ブランドを構築するための具体的な方法をブランドデザインとして、具体例をもとにみなさんが応用展開できるようにお話したいと思います。
  • ビッグデータを用いたブランド構築のための情報収集およびデータマイニング
  • メディアデザインとしてのビジュアルデザインの手法(中谷日出メソッド)(仮説)ストーリーメイキング他
  • ブランドをアウトリーチする方法 プレゼンテーション手法
17時45分~18時40分
講演者 安藤紘平 早稲田大学名誉教授・映像作家
講演題目 映画はどこへ行くのか
講演概要 映画は、19世紀の終わりに発明され、当初、見世物として生まれました。科学による発明です。それが、芸術と交わり、感情の表現が加わって、文化的には、20世紀最大の表現手段になりました。そして、21世紀の今日、デジタル技術の発達によって、今や言語を越える表現ツールになっています。しかし、デジタル技術の進捗が余りにも急速のためクリエイティブ環境・上映環境などの整備・育成が追いつかない状況にあります。「このデジタル環境の中、映画はどこへ行こうとしているのか」をお話しします。

問い合わせ

学術情報メディアセンター 土佐研究室
TEL: 075-753-9081
E-mail: request-cc*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催

学術情報メディアセンター