ワークショップ「災害を観る 9」

ワークショップ「災害を観る 9」

 災害対応、さらにはその後の復旧・復興の効率化を図るために情報処理技術は重要な役割を果たしています。本シンポジウムは「災害の可視化」を共通キーワードに、安全・安心分野における情報処理技術に関わる最新の成果の発表を行い、危機管理に関わる多様なステークホルダーと安全・安心に関わる知見・技術を共有することを目的として、2年に1回開催してきました。

 第9回目となる今回は「災害対応、復旧・復興ための情報システム」をテーマに開催します。災害発生直後の被害情報の収集・集約、避難所運営支援、その後のまちの再建、さらには生活再建支援といった災害後の対応全般に関わる情報システムについて、最新の成果の共有と、今後の災害対応、復旧・復興に関わる情報システムのあり方についての議論をしたいと思います。

場所

百周年時計台記念館 国際交流ホール I

日時

2014年2月19日(水曜日)~2月20日(木曜日)

プログラム

2月19日(水曜日)

10時00分~10時20分 開会挨拶: 災害対応、復旧・復興に関わる情報システム
林 春男(防災研究所巨大災害研究センター長・教授)
10時20分~12時00分 セッション1: 被害を可視化する: グリッドコンピューティングとリモートセンシング
コーディネーター: 松岡昌志 東京工業大学総合理工学研究科 准教授
10時20分~10時40分 コーディネーター発表: 研究分野の概況とコーディネーターの成果発表
10時40分~11時00分「リモートセンシングによる個別建物被害の可視化」三浦弘之 広島大学工学研究科建築学専攻 准教授
11時00分~11時20分「自動車運転者目線での津波遡上状況の可視化」丸山喜久 千葉大学工学研究科建築・都市科学専攻 准教授
11時20分~11時40分「レーダ画像からの地盤変動の可視化」リュウ・ウェン 東京工業大学総合理工学研究科 特別研究員
11時40分~12時00分 質疑応答+発表者相互のディスカッション
12時00分~13時30分 昼休み
13時30分~15時30分 セッション2: 情報学と防災学の連携
コーディネーター: 野田五十樹 産業技術総合研究所 サービス設計支援技術研究チーム長
13時30分~13時50分 コーディネーター発表: 研究分野の概況とコーディネーターの成果発表
13時50分~14時10分「災害時の情報配信技術」塚田晃司 和歌山大学システム工学部・情報通信システム学科 准教授
14時10分~14時30分「災害情報とソーシャルメディア」鳥海不二夫 東京大学工学系研究科システム創成学専攻 准教授
14時30分~14時50分「防災・災害対応学習~防災リテラシーハブ」木村玲欧 兵庫県立大学環境人間学部/環境人間学研究科 准教授
14時50分~15時10分「被災 地復興での技術支援」小島一浩 産業技術総合研究所 主任研究員
15時10分~15時30分 質疑応答+発表者相互のディスカッション
15時30分~15時45分 休憩
15時45分~17時35分 セッション3: ビッグデータを用いた災害の可視化
コーディネーター: 関本義秀 東京大学社会基盤学科/社会基盤学専攻 准教授
15時45分~16時05分 コーディネーター発表: 研究分野の概況とコーディネーターの成果発表
16時05分~16時25分「災害・交通ビッグデータの融合による災害時のモビリティ支援-DOMINGOプロジェクト」堀口良太 アイ・トランスポート・ラボ 代表取締役
16時25分~16時45分「東日本大震災を踏まえた災害情報の共有プラットフォームの構築に向けて」田口 仁 防災科学技術研究所 研究員
16時45分~17時05分「クラウドソーシングを通した「クライシスマッピング」と災害情報の共有」瀬戸寿一 東京大学空間情報科学研究センター 次世代社会基盤情報・寄付研究部門 特任助教
17時05分~17時35分 質疑応答+発表者相互のディスカッション

2月20日(木曜日)

09時00分~10時40分 セッション4: マイクロメディアサービス: 狭域防災情報
コーディネーター: 須藤三十三 グローバル・サーベイ 取締役事業開発本部長
09時00分~09時20分 コーディネーター発表: 研究分野の概況とコーディネーターの成果発表
09時20分~09時40分「都市の脆弱性軽減を目指したマイクロメディアサービス」井ノ口宗成 新潟大学災害・復興科学研究所 助教
09時40分~10時00分「災害発生~復興に向けたITとインターネットの役割」村田岳彦 狭域防災情報サービス協議会 理事
10時00分~10時20分「災害時におけるソーシャルメディア活用」平本健二 経済産業省 CIO補佐官
10時20分~10時40分 質疑応答+発表者相互のディスカッション
10時40分~10時50分 休憩
10時50分~12時30分 セッション5: ウェブEOCを用いた災害対応
コーディネーター: 前田裕二 NTTセキュアプラットフォーム研究所 主幹研究員・DP長
10時50分~11時10分 コーディネーター発表: 研究分野の概況とコーディネーターの成果発表
11時10分~11時30分「京都府での取り組み」前川二郎 京都府府民生活部 理事(防災・原子力安全課長事務取扱)
11時30分~11時50分「橿原市での取り組み」山本知巳 奈良県橿原市危機管理課 係長
11時50分~12時10分「建物被害調査への適用事例」佐久間秀一 NTTラーニングシステムズ インタラクティブコミュニケーション事業部課長
12時10分~12時30分 質疑応答+発表者相互のディスカッション: 20分
12時30分 閉会の挨拶

対象

どなたでも参加になれます。

参加費

無料

申し込み

不要

問い合わせ先

防災研究所 巨大災害研究センター内
ワークショップ「災害を観る」事務局
Tel: 0774-38-4273

主催

デザイン学大学院連携プログラム

共催・後援

共催: 防災研究所巨大災害研究センター
後援: 関西エネルギー・リサイクル科学研究振興財団/ESRIジャパン