京都大学 東京オフィス 連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ12 人間と宗教

京都大学 東京オフィス 連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ12 人間と宗教

※ ポスターを追加しました。(2013年7月4日)

 このたび、京都大学東京オフィスにて、連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ12を開催します。

 「宗教」と聞いて、わたしたちは、仏教やキリスト教といった個別の宗教をふつう思い浮かべます。それらは、地域や各地の人々と結びついた伝統的、文化的なものであり、閉じた体系(教理)、あるいは習慣のようなものとして理解されています。しかし、人には、何かの拍子に、人間として、何かとても重要な意味をもった「宗教」と出会う時機が到来することがあります。そこでは、「宗教」は、違った意味を帯びることになるでしょう。

 今回は、日本、西欧、インドの哲学を専門とする4人の講師が、人間と宗教の関わりについて、それぞれの考えを語ります。

日時

2013年8月8日(木曜日)、8月20日(火曜日)、9月5日(木曜日)、9月17日(火曜日)
各回とも18時30分~20時00分

場所

京都大学 東京オフィス
※ 東京オフィスへのアクセスは以下をご参照ください。
/ja/tokyo-office/about/access.htm

定員・参加資格

各回100名、どなたでもご参加いただけます。
全4回のシリーズですが、1回のみお申し込み頂くことも可能です。

参加費

無料

申し込み方法

申込用紙を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールで東京オフィスまでお送りください。ご参加いただける方にのみ8月2日(金曜日)までに、本学より受付番号をご連絡します。各回とも定員を超える申し込みをいただいた場合は、抽選とさせていただきます。個別の抽選結果のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。

FAX番号: 03-5479-2221
E-mailアドレス: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

申し込み締め切り

全4回ともに、2013年7月29日(月曜日) 

プログラム

第1回 「西田幾多郎「善の研究」における<宗教的要求>とは何か」
2013年8月8日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 氣多 雅子(文学研究科・教授)
内容: 西田幾多郎は「善の研究」における宗教の考察を「宗教的要求」から始めています。この言葉を読み解いていくことで、彼が宗教という事象をどのように捉えているか、彼の人生において宗教がどういう意味をもっているかが、見えてくるはずです。
第2回 「アウグスティヌス:邂逅の生涯とキリスト教」
2013年8月20日(火曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 川添 信介(文学研究科・教授)
内容: 西欧最大の神学者であるアウグスティヌスは、生まれながらのクリスチャンではなく、さまざまな出会いのなかでキリスト教信仰へと至りました。彼の自叙伝ともいえる「告白」をたどりながら、人間の生にとって宗教が持つ意味を考えます。
第3回 「「倫理と宗教」という観点から見た「人間と宗教」の問題」
2013年9月5日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 藤田 正勝(総合生存学館・教授)
内容: キリスト教ではつねに倫理と宗教との関わりが重要な問題として問われてきました。それに対して仏教では、必ずしもその問題が十分に問われてこなかったと言われます。はたしてそうなのかどうか、その歴史をふり返って、検討してみたいと思います。
第4回 「マハトマ・ガンディーと宗教」
2013年9月17日(火曜日) 18時30分~20時00分(定員100名)
講師: 赤松 明彦(理事・副学長)
内容: インドでは、「人はヒンドゥー教徒になるのではない、ヒンドゥー教徒として生まれるのだ」とよく言われます。では、ヒンドゥー教徒として生まれたインド建国の父マハトマ・ガンディーは、仏教やキリスト教をどう捉えたのでしょうか。

問い合わせ先

京都大学 東京オフィス
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 
品川インターシティA棟27階
TEL:03-5479-2220、FAX:03-5479-2221
E-mail:t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
ホームページ: /ja/tokyo-office/