学術情報メディアセンターセミナー「ベトナム語:教育と研究の最前線」

学術情報メディアセンターセミナー「ベトナム語:教育と研究の最前線」

 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 6月26日の学術情報メディアセンターセミナーでは、大阪大学大学院言語文化研究科の 清水 政明 准教授をお招きし、ベトナム語教育とCALLについて、最新の研究成果を交えてお話しいただきます。

 学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。

日時

2012年6月26日(火曜日) 16時30分~18時30分

場所

京都大学 学術情報メディアセンター 南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。)

参加費用

無料

参加申し込み

不要

対象

一般の方

プログラム

16時30分~17時30分
講演者 清水政明(大阪大学大学院言語文化研究科 准教授)
講演題目 「ベトナム語教育とCALL」
講演概要 我が国におけるベトナム語の教育とCALLのもたらす可能性について考察する。まず、我が国におけるベトナム研究の跡を歴史的に辿り、その中にベトナム語の研究・教育を位置付ける。語学としてのベトナム語教育の手法とそのコンテンツの変遷を概観した上で、CALLの有効性について考える。その際、いわゆるLess commonly taught languagesの一つとしてのベトナム語に加え、孤立型言語の代表格としてのベトナム語に焦点を当ててCALLの意義を考えてみたい。
17時30分~18時30分
講演者 近藤美佳(京都大学学術情報メディアセンター 研究生)
講演題目 「ベトナム語方言研究とその応用」
講演概要 ベトナム南部地方は、この4、5世紀の間に開拓されてきた比較的新しい土地であるにもかかわらず、この土地で話される方言と他地方の方言の間には大きな差異が存在する。現代ベトナム語南部方言の特徴、特に音韻体系について解説しつつ、移民の歴史や19世紀後半のローマ字資料の記述などを踏まえて、その形成過程について考察する。また、方言研究を通して可能となる在日ベトナム人子弟の母語教育支援方法の在り方を考える。

問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 坪田 康・壇辻 正剛
電話番号:075-753-9041
E-mail:tsubota*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
mdantsuji*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催

京都大学 学術情報メディアセンター
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/