京都大学ジュニアキャンパス「特別協賛ゼミ」 京都大学大学院情報学研究科平成23年度公開講座 「ここまで来た情報処理」 -画像、音声などをかしこく処理する方法-

京都大学ジュニアキャンパス「特別協賛ゼミ」 京都大学大学院情報学研究科平成23年度公開講座 「ここまで来た情報処理」 -画像、音声などをかしこく処理する方法-

 中学や高校で学ぶ物理や化学は物事それぞれの成り立ちを理解するために重要です。でもその一歩先をいくためには、物事と物事の間の関係を数学の眼で捉えるシステム的アプローチが必要となってきます。これによってどのようなことができるのか、情報学研究科の気鋭の3名の教授に、情報処理を中心として話をしていただきます。

日時

2011年8月12日(金曜日) 13時00分~16時30分(開場 12時00分) 

場所

総合研究3号館(旧土木総合館)

対象

中学生・高校生以上

参加費

無料(先着200名)

参加申し込み

氏名、学校名、年齢を記載したメールを下記申し込み先まで送付してください。※件名には「公開講座」とご記入願います。

プログラム

  1. 不確実さを科学する!? -どのように役立つのか-
    田中利幸(京都大学大学院情報学研究科教授)
    ハードディスク、無線通信、人工知能など、「ディジタル」だと思われているものの奥には、往々にして不確実さをうまく取り扱うアナログ的な情報処理が潜んでいます。本講座では、確率を使って不確実さを扱う情報処理が様々な問題にどう役立つのかを紹介します。
  2. 見えないものを計算機で観る
    石井 信(京都大学大学院情報学研究科教授)
    物理的に「見えない」対象を「観る」ことは、物理学では困難です。しかし、使える情報を集めて、計算機の上でうまく統合すれば、実はこれが可能になります。本講座では、画像や人間の脳内処理を対象として、見えないものを観るための方法について紹介します。
  3. 目で見て耳で聴くディジタルの世界
    山本 裕(京都大学大学院情報学研究科教授)
    現在の世界はディジタル化された信号に満ちています。CDやiPod、ディジタルカメラなどなどです。しかし、その処理の原理などはあまり理解されていません。本講座では、画像や音声のディジタル処理の原理を簡単に解説するとともに、自動制御の理論による音質改善などを紹介します。

申し込み・問い合わせ先

情報学研究科公開講座事務局
E-mail: koukaikouza2011*i.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)