滋賀県立成人病センター医師が紛失したパソコンに本院の患者情報が含まれていたことについて(2008年7月10日)
京都大学医学部附属病院長
中村 孝志
- 滋賀県立成人病センターの医師が紛失したパソコンに京大病院の患者情報が含まれていたことは大変遺憾であります。
- 本院における個人情報を保存するパソコンの管理等については,日頃から盗難や情報の流出防止には厳しく注意し種々の方策を講じてきたところであります。
- 今回のことは,患者さんの個人情報が含まれていたことから,まず第一に当該患者さんへの事実の説明とお詫びをすべきと考え,含まれていた患者さん382人についてすべて確認し,文書で発送しました。
- 紛失したパソコンに含まれていた本院の患者研究情報(氏名,患者ID番号,性別,生年月日,検査データ)は,滋賀県成人病センター医師(元本院医員)が論文作成を自宅で行うためパソコンに保存し持ち帰ったものと報告を受けています。
- 本院を退職した医師が,どのような経緯で今回のような紛失に至ったかについて充分に調査するとともに,本院としても今回のことを厳しく受け止め、再発の防止を徹底いたします。