新スーパーコンピュータ 稼働開始(2008年6月6日)

学術情報メディアセンターで新たに導入したT2Kオープン仕様のスーパーコンピュータが6月2日から運用を開始しました。
これを記念し、学術情報メディアセンターにおいて、同日、記念式典及びT2Kシンポジウムが開催されました。
12時30分から始まった記念式典には、学内外の関係者60人の参加があり、美濃導彦 学術情報メディアセンター長、松本紘 理事・副学長、西村周三 理事・副学長、富田達夫 富士通株式会社経営執行役常務、吉沢俊介 日本AMD株式会社取締役・マーケティング本部長から運用開始にあたっての挨拶・祝辞の後、中島浩 学術情報メディアセンター教授から、新スーパーコンピュータの特徴及びこの3大学の連携を活かした今後の共同研究、人材育成、研究支援等への取り組み等について説明が行われました。
午後3時からは、筑波大学、東京大学と本学の3会場をテレビ会議システムで中継しての「T2Kシンポジウム-T2Kオープンスパコンによるペタスケール計算への道-」を開催しました。
シンポジウムは、文部科学省研究振興局 関根 情報科学技術研究企画官及びT2Kのそれぞれのセンター長の挨拶の後、T2Kオープンスパコンによる計算科学・工学分野の研究支援の在り方について、特に、大規模並列計算ユーザの育成や4年後に神戸に設置される次世代スーパーコンピュータへのスムースな移行など、T2Kオープンスパコンを起点としたペタスケール計算への道筋についての議論がなされました。
※ T2Kは、筑波大学、東京大学、京都大学の3大学の頭文字を並べた命名です。この3大学のスパコンセンターが大学スパコンに対する問題意識を共有していたことなどを契機に、3大学の協力による共通仕様が策定され、足並みを揃えての調達となりました。
関連情報
- 新スーパーコンピュータ運用開始とT2K連携の始動について 資料1(PDF)(175KB) 資料2(PDF)(890KB)
- ニュースリリース「京都大学学術情報メディアセンターにおける次期スーパーコンピュータシステムの機種決定について」
![]() 記念式典で挨拶する松本理事・副学長 | ![]() 記者にスパコンについて説明する中島浩教授 |
![]() 美濃導彦 学術情報メディアセンター長 | ![]() T2Kシンポジウム |
- 朝日新聞(6月13日 28面)、京都新聞(6月3日 25面)、産経新聞(6月27日 27面)、日刊工業新聞(6月3日 9面)、毎日新聞(6月3日 23面)および読売新聞(6月3日 2面)に掲載されました。