武田記念外国人留学生支援助成2005 「武田記念京都大学外国人留学生特別支援プロジェクト」成果報告

武田記念外国人留学生支援助成2005 「武田記念京都大学外国人留学生特別支援プロジェクト」成果報告

平成18~平成19年度事業 「国際交流センター建物環境整備事業 II 」

〔武田記念国際交流多目的ホール設置〕

 国際交流センターは京都大学の共同利用研究施設として、外国人留学生等に対する日本語教育や修学・生活上の指導助言を行っており、全学的な留学生指導の中心的役割を担っている部局である。国際交流センターにはその機能を果たすための施設として、教室、留学生相談室、留学生ラウンジ「KIZUNA」が設置されている。
 「KIZUNA」では月に1回、留学生と日本人学生との各種交流イベント(書道教室、餅つき等)を実施し、異文化間交流の促進及び相互理解の機会を提供しているが、その「KIZUNA」も面積の限定や設備の問題により、学生が希望するイベントが実施できない等の状況が発生していた。
 また、国際交流センターが実施している日本語教育では、留学生の日本語能力ににあったきめ細やかな指導を実現するため、詳細なクラス分けの実施、留学生数の増加等の理由により慢性的な講義室不足が発生している状況であったほか、現在国際交流センターでコンテンツの開発を行っているe-learning教材を国際交流センター内で利用する際の端末の設置・学習場所の確保が必要不可欠な状況となっていた。
 これらの問題を解決するため、今回の助成事業の一環として「武田記念国際交流多目的ホール」を新設し、教室として利用する他、e-learning端末の設置、留学生同士や日本人学生との交流の場として各種イベントに使用するなど多目的に使用出来る施設を設置した。
 施設の本格稼働は平成20年度からとなるが、多目的ホールの設置により、本学で学ぶ留学生の学習環境等が著しく向上することが見込まれる。



国際交流多目的ホール