JSTの「平成20年度戦略的創造研究推進事業(CRST・さきがけ)」研究領域「人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製・制御等の医療基盤技術」において本学から1件採択されました。
2008年4月30日
科学技術振興機構(JST)は、戦略的創造研究推進事業のiPS細胞研究に関連した2領域-人工多能性幹細胞(iPS細胞)作製・制御等の医療基盤技術(CREST)及びiPS細胞と生命機能(さきがけ)において、各10件の平成20年度新規採択研究代表者・研究者および研究課題を決定し、本学からは、CRESTタイプより1件が採択されました。
本学採択結果詳細
【CREST】
研究代表者:
篠原隆司 医学研究科教授
研究課題名:
「精子幹細胞のリプログラミング機構の解明と医学応用の可能性の検討」
研究課題概要:
本研究の目的は、精子幹細胞が多能性幹細胞へと変化するメカニズムを解明することにあります。具体的には、1)多能性精子幹細胞とES細胞のとの生物学的 な違いを評価し、2)どのようなメカニズムによりES細胞に匹敵する多能性幹細胞が生じるのかを解析。その知識を応用し、3)安定的に高い頻度でさまざまな動物から多能性精子幹細胞を樹立する方法を確立させて、さらにこのような細胞の医療応用が可能かという点を検定します。