間伐材を用いた「サイコロベンチ」を設置(2008年4月30日)

間伐材を用いた「サイコロベンチ」を設置(2008年4月30日)

 京都大学にはいくつかの研究林があり、それぞれの特色に合わせた教育研究を進めています。人工林は、天然林とは異なり、間伐などの手入れが必要で、本学の和歌山研究林では、人工林における適切な間伐の推進と、その間伐した木材の有効利用に取り組んできました。

 この「間伐材」を用いて、これまでセミナーハウスの建設、割り箸(京都大学生協の喫茶店で利用)、祝い箸(卒業生に記念品として配付)の作成を行ってきましたが、間伐材の有効利用を図るさらなる取組として、ベンチを制作しました。このベンチは、スギとヒノキの間伐材をおよそ40センチ角の立方体に組み上げたもので、その形状から「サイコロベンチ」と呼ばれています。

 ベンチの制作にあたっては、京都大学と「社会貢献に関する覚え書」を締結している和歌山県田辺市からご紹介いただいた福祉施設の利用者の方々にベンチの組み立てをお願いしました。完成した450脚のベンチは京大構内等に設置しています。