第1回委員会議事録
京都大学ヒトゲノム・遺伝子解析研究管理委員会議事録
日時: | 平成13年10月2日(火曜日)午前10時~午後0時5分 |
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場所: | 事務局大会議室 |
出席者: | 上田委員長 宮田、赤池、今井、米原、開、立花、船橋、吉川、西村、マクドゥガル、木村、瀧川、仲の各委員 (順不同・敬称略) |
議事に先立ち、宮崎研究協力課長から開会の挨拶及び委員会成立の説明の後、出席委員の自己紹介が行われた。
議題
- 委員長の選出について
宮崎研究協力課長から、京都大学ヒトゲノム・遺伝子解析研究管理規程第8条第1項に基づき、委員長を選出したい旨発言の後、化学研究所の上田委員の推薦があり、 審議の結果、承認した。
次いで、上田委員長から、本委員会を効率的に運営したい旨発言の後、同規程第8条第3項に基づき、委員長の代理者として医学研究科の藤田委員を指名したい旨提案 があり、審議の結果、承認した。 - 委員会の運営方法について
上田委員長から、本委員会発足に至るまでの世界的な動き、国内の動き、学内での検討の経緯等の説明があり、その中で特に次の点が強調された。- (1)ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針は、人権の尊重及び研究のチェック体制を重視していること及びヒトの生殖細胞系列(親から子に伝えられる) 遺伝子の解析研究を主に対象としており、診療として実施される検査は対象外 であること。
- (2)研究機関の長は部局長であること。
- (3)各部局は、原則として部局委員会を設置することになっているが、設置できない場合は設置している他の部局に審査依頼すべきこと。
- (4)研究は、部局長の承認を得た段階で実施できること。
- (5)各委員は、部局の実情を調査し指導していただきたいこと。
- (1)小委員会は、当面3人構成で2班を設けて交互に審議すること。
A班…(座長)上田委員長、(委員)立花・吉川の両委員
B班…(座長)藤田委員、(委員)開・伊藤の両委員 - (2)審議する内容が類型的で簡単なものについては、持ち回り又はEメールで対応したいこと。
- (3)各部局から報告される承認済みの研究計画は、最終的な研究計画書(同意書、説明文書等を除く)に、付属資料として部局委員会の審査の中で問題となった事項及びコメントを添付したものとする。
- (4)委員会は、積極的には公開しないが、傍聴を希望する者がある場合には、検討すること。
- 医学研究科・医学部の審査体制及び方針について
上田委員長から、医学研究科より医学研究科・医学部の審査体制及び方針の報告があった旨発言の後、配布資料に基づき、概略の説明が行われたが、資料が膨大であること及び審議時間が限られていること等を勘案し、各委員が持ち帰り、検討の上意見等を提出することになった。
また、この後、研究の方法、対象となる研究、インフォームドコンセントのための教育、既取得試料や細胞バンクの取扱い、保険の問題、遺伝カウンセリング体制等について種々意見交換が行われた。 - その他
上田委員長から、次回委員会(定例)は平成14年4月頃に開催する予定であるが、審議すべき事項が生じた場合は、随時開催する旨発言があった。
以上