聴講講義: Religion and Japanese Culture

聴講講義: Religion and Japanese Culture
  •  日本における宗教に関する考察で、神道と仏教の基本的概念、平安・鎌倉時代における仏教の発達、現代日本社会での宗教の役割、がカバーされた。授業形態は基本的には事前リーディングに基づく講義で、議論が時折織り込まれ、またフィールドトリップが数回ほど催行された。授業で解説された場所等に直接赴き、現地では教授からさらなる説明がなされたので、知識定着の点では極めて役に立った。また、フィールドトリップの性質上、SJCの学生と多かれ少なかれ話す機会を持つことができ、その点でも有益だったと思う。
     担当教授は寛大な方で、授業後の質問にも丁寧に答えてくださり、またミニレポートや期末エッセイに関してもアドバイスを仰ぐことができたため、全体として授業に関して困難を覚えることは少なかった。(文B5)
  •  講義は、10分ほどの休憩を挟んで、約3時間半。長丁場ではありましたが、生徒同士の距離も近く、自由に発言できるアットホームな雰囲気のお陰で、少しも苦ではありませんでした。また、フィールドトリップの多い授業だったので、それらを通じてお互いに交流する機会も多分にありました。実際に講義でも扱われるような要所に直接訪れ、かつ互いの距離も縮めることができたフィールドトリップは、この講義の一番の魅力でした。今回は、京都御所、奈良国立博物館、東大寺やその周辺の寺社、比叡山延暦寺赤山禅院、平安神宮での薪能、嵐山の天竜寺に、皆で訪れました。
     評価は、A4五枚が目途とされた期末レポート、2時間ほどの期末試験、語句説明が中心の中間試験、グループプレゼンテーション、そして語数などに指定もない5つほどのペーパーに基づいていました。ペーパーでは、博物館見学の際の分析、指定された寺社のリサーチ、講義で扱ったドキュメンタリーの分析、宗教観に関する日本人へのインタビュー、などがテーマとなりました。(法B4)