聴講講義: Kyoto; History of Urban and Architectural Space

聴講講義: Kyoto; History of Urban and Architectural Space

理学部3回生

  1. 講義内容・進め方・負担などについての感想
    この講義ではField Tripが多く、講義で学習した内容を実際に京都市内の寺社や歴史的建造物を訪ねることで体感することができ、そのため内容についての理解をより深めることができたと思う。講義名は’History of Urban and Architectural Space’ だったが、実際のクラスでは(先生が建築の専門家でもあるため)建築に重点が置かれ、歴史的な背景知識などは自分でアサインメントをこなすことによって身につけるというスタンスであった。実際の日本建築についての講義は歴史順に解説され、時代別の建築上の特徴やそれらに帰結した文化的な流れを複合的に学ぶことができ、それらの変遷もふまえてとても分かりやすい講義であった。また、クラスの雰囲気もよく、積極的に議論や発言がなされていたのに加え、スタンフォード大生は多くが授業に真剣に取り組んでおり、ただ講義を受けるだけ、というよりは自分たちも講義を作る一員であるというような意識が感じられるほどで、そういう点についても自分が学ぶべきところは多々あった。クラスが13人ほどのまとまった人数であったことも良かったと思う。また、アサインメントも、簡単なものではあったが、建築的特徴やその文化要素を理解するのに大いに助力となるものばかりであった。1人最低2回は中間と期末でプレゼンテーションをしなければならなかったのだが、その発表のために自分で調べることによって、さらにその分野の知識が深まった。僕は「茶の湯」についての発表をして、論文も茶の湯について書いたのであるが、以前は気にもかけなかった日本文化の一端に、ここまで深淵なる世界があったのかと正直驚くことも多かった。実際、他の日本文化や建築に対しても、感性によって前認識的に「知っている」と思っていたことがほとんどであったが、今回のように系統的に学ぶことによって、よりよい理解が得られたと確信することができる。講義の進め方や内容については特に不満や改善して欲しい点などなく、大変満足している。ただ、大学の自分の専門の勉強とこちらの聴講生の講義を併行するのはなかなか大変であった。上記の通りアサインメントは内容理解に大変役立つものであったが、聴講生の場合には自主的な課題という位置づけの方がより現実的だったように思う。
  2. SCTI学生との交流についての感想
    この講義はField Tripも多かったため、クラス外で話す機会も多々あり、お互いいろいろな話ができたように思う。また、日本の学生とスタンフォードの学生の交流を図るために、SCTI側でもパーティーを主催していただくなど、他のクラスの学生とも話す機会があってとてもよかった。約10週間という短い間ではあったが、クラスが終わる頃には彼らを顔馴染みに思っていたほどであった。
  3. この聴講制度への意見(改善して欲しい点など)
    Field Tripは、個人的にとても良い体験になったし、上記のようにスタンフォード大生との交流も図れるため、是非これからも継続していただきたく思う。Field Trip時の費用も全額負担していただいて、経済的負担になることもなくかなり充実したものだった。聴講制度そのものはとても素晴らしく、機会があればまた是非参加したいと思った。