聴講講義: Japanese Woodblock

聴講講義: Japanese Woodblock
  • 毎回のReading(宿題)についていくのが大変だったが、非常に興味深い内容だった。これまで自国の伝統芸能について、その当時の文化背景や政治背景等を踏まえつつ考察を進めていく機会がなかったため、有意義な経験になった。講義はディスカッション形式の授業、プレゼンテー ション中心の授業、Field Tripの3種類の形式がバランスよく混ざった授業だった。浮世絵がテーマになっていたため、比較的実践体験や視覚を通じた情報に頼ることが多く、外国語の授業としては参加しやすい講義だったと感じた。Field Tripの感想を提出する機会が多く、何を書いたらよいかわからないことも多かったが、メールでのやりとり等、先生がフォローしてくださったおかげでなんとか乗り切れた。KCJS学生は皆フランクで親しみやすく、参加できて本当に良かったと感じた。留学経験がない人でも、人見知りしない外交的性格ならば、親しい友人は十分できると思う。(生命・M2)
  • 講義の前半は浮世絵に関しての歴史や変遷、文化等が中心で、後半は版画に関する技術といったことに焦点が当てられていた。小さな教室に生徒が十数人集まって行われる講義スタイルで、日本の大学でいえばゼミのような形式だと思う。3 回に1回ぐらいのペースでField Tripがあり、京都の近場から兵庫の芦屋など結構遠くまで行き、浮世絵の展示会や工房で実物を見たりすることができた。これは日本の授業と大きく違うところで、2回目くらいの講義で早速浮世絵の展示を見に行ったのが印象的だった。
    授業では先生がその日のテーマに基づいてパワーポイントを使って講義し、生徒がそれについて意見を述べ合ったり、前回のField Tripについて話したりといったものがメインで、みなリラックスした雰囲気だったが、自分は英語についていこうと必死で初めの頃は手に汗をかいていた。 先生の話す速度は標準的で聞き取りやすかったが、生徒のほうはとても速く、聞き取るのが大変で、何割かしか聞き取れなかったと思う。
    初めのほうはReadingの課題が多く、それを授業までに読んでいくのが大変だった。毎回のReadingに加えて何回かレポートがあり、最後に大きなプレゼンテーションがあったが、試験はなかった。英語でレポートを書くのは初めてで時間がかかり、結構大変だったが、基本的にはなんとかできるものであっ たと思う。KCJSの学生とは何回か講義に参加していくうちに仲良くなり、Field Tripなどで楽しく話せるようになった。Field Tripで芦屋まで行き、解散後にみんなで神戸まで行って遊んだことなどは楽しい思い出である。(法・B3)
  • 浮世絵に関する講義とField Tripが半々に組み込まれた授業であり、浮世絵を単に机上で学ぶだけでなく、日常生活のなかでの位置づけや現代美術での役割といった様々な角度で奥深く 学べる内容だった。課題としては(1)Written Response1枚×2回、(2)1000文字の Summary1回、(3)Final Project、の提出があった。(3)には5分程度のOral Presentationが含まれた。Field Tripが割りと多いので必然的にReadingの量が多くなくなり、負担は軽い講義だといえる。さらに、先生は語学のハンディを考慮してくださったうえに日本語にも堪能な方だったので、英語に自信のない学生にはお勧めの講義といえる。最終的には浮世絵について詳しくなるだけでなく、何故その時代の日本において浮世絵が流通し、当時の日本と海外との交流がどのようなもので、現代にまでそれらがどう通じているかといった、日本の文化全体について考えさせられる意義深い講義だった。KCJS学生とはお昼を一緒に食べたり、週末に遊びに行ったりするほど仲良くなれ、今後も友人として付き合える関係になれて嬉しい限りである(公共政策・M1)
  • 日本人として恥ずかしいほど浮世絵の知識がなかったが、講義内容が非常に深く幅広く、日本の文化を見直すようになった。Field Tripも多く企画され、浮世絵工房を含め日本人でもなかなか行けないような場所にも連れて行っていただき、非常にいい経験になった。講義は最初に浮世絵の歴史を含めた概観、次に浮世絵のジャンルや絵師にフォーカスした鑑賞、最後に現代版画と、前の講義で得た知識、考え方が次の講義で生かされるような進め方になっており、理想的だった。負担に関しては、Readingは予想以上に多かったが、何とかついていけた。KCJS学生の英語は先生のものに比べて聞き取りにくく、自分も英語を話さなければならないということもあり最初は難しかったが、Field Tripに何度か行くうちに、学生が日本語に非常に堪能であるということがわかり、日本語でも十分に会話できたので少しずつ仲良くなれた。彼らは日本について興味を持っているので日本について色々と話ができたし、Field Tripの帰りに一緒に三宮を散策して帰るなど、楽しい経験もできた。(農・B4)