聴講講義: Raku Raku Kyoto

聴講講義: Raku Raku Kyoto
  • 京都の歴史や文化について学びたいと思い聴講したが、期待をはるかに超えることを学べた。講義はただ教科書を読むだけではなく、Field Tripを通して自分の目や耳、体を使って学ぶことができた。ほぼ毎時間行われたField Tripは歴史の時間軸に沿ってスケジュールが組まれていたので、平安時代の羅城門から近現代の疎水や紙芝居まで、時代の流れに伴う文化の変化を確認できて非常によかった。8月から自身の留学を控えているため、同じ講義を取っていたKCJS学生のひとりにスタディパートナーとなってもらい、彼女とよく話したり一緒にご飯を食べたりするようになり、少しずつ他のKCJS学生とも打ち解けられるようになった。Final Projectでは、そのスタディパートナーを含む3人のグループでビデオ製作することになり、その取り組みを通しても仲を深めることができた。(教・ B4)
  • この講義は京都の史跡、博物館、美術館を回るField Tripを中心に、京都を時代ごとに区切って分析していくものだった。京都は歴史が長く、多くの史跡・文化遺産があり、ポイントを絞って考えないと混乱してしまうため、平安、鎌倉、天皇家、などと、週ごとにテーマを決めてみんなで話し合うスタイルはとても有効的だった。学芸員さんの講義や非公開の寺に入るなど、個人だとできない経験ができて非常によかった。テキストは京都の歴史を英語で説明したものと、地図だった。本は講義では使用することはなかったが、 日本文化を英語で説明しているあたりはとても参考になり、宗教に関する用語をあまり知らなかったので勉強になった。地図は時代ごとに京都の町がどう変化しているかを視覚的に比較でき、おもしろかった。講義開始前に顔合わせランチがあったのでどんなメンバーと授業を受けるかがわかり、講義に対する心構えができてよかった。(教・B4)
  • この講義は京都の歴史の概観を、市を実際に探索しながら考えるというものであり、京都出身でない自分にとって大変有意義なものだった。その日のテーマに沿って様々な場所を訪れることにより、本を読むだけではおそらく気が付けなかったであろうことや、 新たな疑問に遭遇することもあった。授業後、レポートを生徒全員が閲覧できるネット上のページに書き込むことが求められたが、アメリカの大学生がどのような文章を書くのかを見ることができる貴重な機会だった。場所によっては印象に残らず、何を書けばよいか悩むこともあったが、教授は必ず次の授業で我々の書き込みに関して意見を述べてくださり、思いつきもしなかったような問題提起をして我々の理解を深める手助けをして下さった。KCJS学生との交流は(米国で14年間過ごした自分にとっては)懐かしく、また新しい経験でもあった。自分と同年代のアメリカの大学生がどのようなボキャブラリーを使い、どのように物事を考えているのかを知ることもできた。学生自身が企画した多くの授業外のイベント(夕飯、BBQ、旅行など)で他のクラスの学生とも交流することができた。学生自身が積極的に京都大学の学生と関わろうとしてくれていたので、あとは我々がいかに恥ずかしがらず、楽しく彼らに接していけるかだと思 う。(法・B3)