「ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン公募」に採択されました。(2021年1月19日)

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 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン公募」に、本学の研究者が参画する3つの目標検討チームが採択されました。

 ムーンショット型研究開発事業は、超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的研究開発を推進すべき分野・領域などとして文部科学省により定められた研究開発構想に基づき、研究開発を推進するものです。このたび、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく変容することが想定される経済社会情勢に対応すべく、新たなムーンショット目標について検討されることになりました。

 採択された目標検討チームは、約6か月をかけて、将来の社会経済の課題やあるべき姿(ビジョン)について、議論・調査を深め、目標達成に向けて実現したい2050年の社会像、目標達成に向けて取り組むべき課題、2050年の社会像からバックキャストした2030年の具体的な達成目標、目標達成に至るシナリオ、検証可能な目標達成基準などを明らかにしていきます。

採択された目標検討チーム

Psyche Navigation Systemによる安寧・活力共存社会実現チーム

  • チームリーダー:熊谷 誠慈(こころの未来研究センター准教授)
  • 2050年の社会像キャッチフレーズ:Psyche Navigation Systemによる安寧と活力が共存する社会の実現

Intelligent Living Cell ~究極の個別化医療の実現~

  • チームリーダー:樋口 ゆり子(薬学研究科准教授)
  • 2050年の社会像キャッチフレーズ:若手研究者の分野横断的連携により実現される「診断から治療を自宅で受ける究極の個別化医療」

科学技術による「人類の調和」検討チーム

  • チームリーダー:佐久間 洋司(大阪大学基礎工学部学生)
  • サブリーダー:井上 昂治(情報学研究科助教)
  • 2050年の社会像キャッチフレーズ:思考転写、合意形成、融和を促進する科学技術により、個人や集団の分断が克服され「人類の調和」が実現

関連リンク

ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン公募目標検討チームの決定について(科学技術振興機構)