IDE大学セミナー「ダイバーシティが切り拓く大学教育 -障害を持つ学生やLGBT当事者をどう支援するか-」

開催日
2018年08月24日 金曜日
時間
13時30分~17時40分
要申し込み
要申し込み
公開日
 本セミナーでは、性的マイノリティや障害をもつ学生・教職員がどのような困難を感じているのか、いかなる問題が存在しているのかについて、当事者の意見に触れる機会を提供するとともに、それらの人々を支援する具体的な取り組みについても紹介します。ダイバーシティが切り拓く大学教育のあり方について、活発な議論の場となれば幸いです。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
楽友会館2階 会議・講義室
(所在地:京都市左京区吉田二本松町)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/rakuyu/access.html
対象
  • 企業・研究者の方
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
約80名
参加費
セミナー参加費は無料
ただし、懇親会参加の場合は3,000円徴収します。

イベント内容

プログラム

13時00分 受付
13時30分 開会式

話題提供

13時40分
  1. 京都大学におけるダイバーシティ推進への取り組み
    村田淳(京都大学学生総合支援センター准教授)
  2. 早稲田大学におけるダイバーシティ推進への取り組み
    関口八州男(早稲田大学学生部学生生活課長・スチューデントダイバーシティセンター課長
  3. 研究環境におけるダイバーシティ実現に必要な取り組みとは
    隠岐さや香(名古屋大学大学院経済学研究科教授)
  4. 当事者の学生として伝えたいこと
    大阪大学LGBTサークルLibra学生2名
15時25分 休憩

全体討議

15時45分 全体討議
17時40分 閉会
17時40分~19時00分 懇親会

内容等

大学教育の文化を刷新すること。それは、教育方法の改善にとどまるものではありません。そこで鍵となるのが、「ダイバーシティ(多様性)」です。高度経済成長が同質性を重視するサラリーマン文化によって支えられたとするなら、先行きの不透明な現代社会において不可欠なのは、多種多様な構成員の個性を尊重し、そのポテンシャルが十分に発揮されることではないでしょうか。また、2015年ニューヨーク国連本部において宣言された「持続可能な開発目標(SDGs)」において、重要なキーワードの一つは多様性です。現在、「違いを意識させない」教育が浸透している日本において、「違いを意識させる」教育の重要性がより注目されるようになりましたが、大学において、多様性教育を実現するには、どうすべきでしょうか。

大学は、多彩な個性・感性と能力をもつ学生・教職員によって構成されています。しかし現在では、さまざまな障壁のもとで、すべての人々が十分に活躍できるような環境が整っているとはいいがたいです。とりわけ性的マイノリティの学生・教職員については、みずからのアイデンティティを公にすることに困難を感じている場合も多く、仮にその存在は認識していたとしても、どのような問題を抱えているのか、いかなるニーズがあるのかが分からず、具体的にどのように支援すればいいかが分からないというケースも少なくないだろうと思われます。また、障害をもつ学生への支援も、その多様なニーズを十分にくみ取れていないのではないかという問題もあります。そのことが、多様な感性や発想がうまれるチャンスを奪い、大学のもつポテンシャルをそこなっているものと考えられます。

ダイバーシティを尊重する文化を創り出すことは、大学教育の未来を切り拓くものです。本セミナーでは、性的マイノリティや障害をもつ学生・教職員がどのような困難を感じているのか、いかなる問題が存在しているのかについて、当事者の意見に触れる機会を提供するとともに、それらの人々を支援する具体的な取り組みについても紹介いたします。以上の話題提供を踏まえ、ダイバーシティが切り拓く大学教育のあり方について、活発な議論の場となれば幸いです。

申し込み

申し込み方法
氏名、連絡先、所属等名、職名、懇親会の出欠を明記し、E-mailまたはFaxで申し込んでください。

申し込み先

E-mail: ide_seminar*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
Fax: 075-753-2094
申し込み締切日
2018年8月17日正午

備考

お問い合わせ
京都大学総務部広報課気付IDE大学協会近畿支部事務局
Tel: 075-753-2070(月曜日~金曜日 8時30分~17時00分)
Fax: 075-753-2094
E-mail: ide_seminar*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)