製品開発・起業系サークルTPEC(代表:藤本大士 医学部3回生、顧問:中原有紀子 産官学連携本部研究員)は、グリー株式会社の協力を得て、大学生に対するテクノロジー・リテラシー教育の一環として、吉田キャンパス内において共同研究講義を開催しました。
近年、注目を集めるプログラミング言語であるRubyとそれをベースとしたWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsを題材に、プログラミングの面白さを実際にアプリケーションを作りながら体験してもらう1日完結型のプログラミング講義です。まず、現役エンジニアの講師からRuby/Railsの概要やRailsフレームワークの仕組みについて概略を解説したのち、簡易的なSNSサイトを題材としてアプリケーションの開発体験を行いました。
初学者からかなり詳しい学生まで様々な方の参加がありましたが、皆前向きに熱心に取り組んでいました。今回の題材は普段よく使うタイプのアプリケーションで、参加した学生はプログラミングを書いて動くと「おっ、動いた!」と楽しそうでした。また、演習中も熱心な質問等があり、吸収しようという意欲の高さが強く感じられました。
今回の講義では、初学者も一定数いることを踏まえて「アプリケーション開発の仕組みや、面白みを体感してもらい、今後自分でもプログラミングを本格的に始めてみたくなる」ことを目指しました。題材が身近で実感が沸きやすいこと、自分で手を動かして作る時間が多くあることなどから、これらの目的は達成できたものと見受けられます。また、すでに自分で取り組んでいる方、これから取り組んでみたいと考えている方などにとっても、実際の開発では何がスタンダードなのか、どのようなところから始めたらいいのかを、実際の開発経験を持った講師と直接話すことで知ることができ、有意義なものとなりました。
![]() 少人数制で現役エンジニアからきめ細かい指導を受ける学生 | ![]() 学生同士教えあいながらプログラミングの課題に取り組む様子 |