京都大学市民講座を開催しました。(2012年2月11日・18日)
京都大学市民講座は、本学の学術研究の一端を広く社会一般に公開し、社会人の教養と文化の向上に役立つことを目的とする公開講座で、今回で33回目の開催となります。
メインテーマを「京都大学若手研究者からの発信」として、2日間にわたり、合わせて4名の講師が講義を行いました。1日目の2月11日は村井俊哉 医学研究科教授から「「社会性」という視点から心の病気について考える」、伊藤美千穂 薬学研究科准教授から「シソの香りでリラックス?-食べるだけじゃないシソのお話」、2日目の2月18日は椙山泰生 経営管理大学院教授から「事業生態系(エコシステム)の経営学」、伊藤順二 人文科学研究所准教授から「ロシアの第一次世界大戦」と題した講義がありました。2日間で792名の市民の参加があり、各講義後には活発な質疑応答が行われ大変盛り上がりました。
参加者からは「第一印象や感覚的判断と脳との関係についてこれまでの既成概念をくつがえしてもらえた話しでした」「シソの香りの不思議な世界を楽しく勉強できました」「現在の企業体、経済環境も生態系に対比できるということを知り面白かった」「東ヨーロッパの民族問題の一部を聴くことができました」などの感想が寄せられました。
![]() 左から、講演をする村井教授、伊藤美千穂准教授、椙山教授、伊藤順二准教授 |
![]() 会場の様子 |