宇治キャンパスにある各研究所、大学院研究科等を公開する「京都大学宇治キャンパス公開2010」を開催しました。天候にも恵まれ、宇治キャンパス会場および宇治川オープンラボラトリー会場合わせて二日間で、一般市民、大学生、高校生、中学生、小学生など2,000名を超える参加者がありました。
今年で14回目となるキャンパス公開の今回の統一テーマは「サイエンスが創る未来の社会」です。地域との交流の場でもある宇治おうばくプラザをメイン会場に、各研究所・研究科等の研究室を公開しました。宇治キャンパスでどのような研究を行っているかを広く知ってもらい、一般市民に大学の研究活動への理解を得るとともに、科学の魅力について考えてもらうことを目的として開催しました。
23日午後の公開講演会は、宇治おうばくプラザで、生存圏研究所 塩谷雅人 教授による「宇宙からみる地球の大気」、生存基盤科学研究ユニット(東南アジア研究所) 安藤和雄 准教授による「アジアと日本の農村の持続的生存基盤に関する相互啓発実践型地域研究」、農学研究科 三上文三 教授による「タンパク質の働きを見る」と題して行いました。また、22日にプレイベントとして工学研究科の公開シンポジウムを、24日午前には化学研究所の公開講演会、午後には生存圏研究所の公開講演会を開催しました。
二日間を通して行った総合展示では、各研究所・研究科等の最新の研究成果を紹介し、研究室の担当者がわかりやすく説明し、特別展示では、これまでの宇治キャンパスの歴史を写真で紹介しました。公開ラボでは、通常は見学できない各研究所・研究科等の大型実験施設や実験室を公開し、体験学習を実施するなど幼児から大人まで楽しみながら先端科学の研究に触れてもらいました。また、企業の方を対象とした先端研究施設産業利用相談コーナー、宇治キャンパス内の樹木を散策しながら観察する樹木観察会も行いました。
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