京都大学女性研究者支援センター シンポジウム 「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン2 男だって育児休業」を開催しました。(2010年6月30日)

京都大学女性研究者支援センター シンポジウム 「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン2 男だって育児休業」を開催しました。(2010年6月30日)

 芝蘭会館山内ホールにおいて、女性研究者支援センター主催(男女共同参画推進室、キャリアサポートセンター、女性研究者養成システム改革推進委員会共催)シンポジウム「シリーズ 私の仕事とキャリアデザイン2 男だって育児休業」を開催しました。

 本学に所属する女性研究者をパートナーに持ち、育児休業を現在取得中、また、過去に取得された男性お二人を講師に迎え、体験談や今後の展望を語っていただきました。はじめに、文部科学省 生涯学習政策局政策課 専門職 川村匡氏から「女性研究者を支える男性育児休業」と題して講演が行われました。1年間の育児休業の経験に加えて、この日施行された改正育児・介護休業法の内容についても解説されました。

 次に、農学研究科 研修員 山口道利氏から「育児と研究の両立について-夫婦で研究者を目指す立場から-」と題して講演を行いました。学術振興会特別研究員の「育児等による採用中断制度」や科学研究費補助金の取り扱いなど若手研究者にとって貴重な情報とともに、休業中の子育て日記などの公開もありました。また、ディスカッションでは、講演者のパートナーに演台にあがっていただくサプライズもあり、育児や仕事について、父親、母親両方の立場からの本音を聞かせていただきました。

 シンポジウム後は懇親会を行い、東海大学、三重大学、大阪府立大学、関西学院大学から、女性研究者支援を担当する方も参加し、大西珠枝 理事・副学長の挨拶の後、打ち解けた雰囲気の中、意見交換が行われました。


自らの育児休業の経験について語る川村氏

日本学術振興会特別研究員の採用中断制度について紹介する山口氏

盛り上がるディスカッションの様子

ディスカッションに聴き入る参加者

懇親会で挨拶する大西理事・副学長

他大学関係者も参加した懇親会