京都風電気自動車(Kyoto-Car)の新作コンセプトカーを発表しました。(2009年11月30日)
京友禅の外装
京都大学東京オフィスで、京都市産業技術研究所や地域のベンチャー、関連企業と京都大学が共同開発した新たな京都風電気自動車(Kyoto-Car)の新作コンセプトカー2種類を公表しました。
世界的な関心事となっている地球温暖化防止策の一つとして、走行時CO2を全く排出しない電気自動車への関心が高まっています。京都大学ではベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)や工学研究科電子工学専攻松重和美研究室を中心に、ベンチャー企業や関連企業等との産学公連携で、先端科学技術と伝統文化・芸術が融合した京都風電気自動車(Kyoto-Car)の開発に取組んでいます。これまで、ナノテクやロボットテクノロジー等の最先端技術、京友禅(コンピュータ・グラフィックス)や漆などの伝統工芸・自然素材を取り入れた「粋」で格好良く、また環境に優しい10分の1スケールのコンセプトカー、更に走行可能な京都風木型および竹型電気自動車(通称Bamgoo)や電動アシスト人力車等を開発し、発表しています。
今回は、京友禅模様および西陣織をコートした車体全面に、微小球状太陽電池(京セミ製 スフェラー)を設置したKyoto-Car2種類を公表しました。色鮮やかな車体に新型太陽電池を付加したエコカーは、その発想とともに日本伝統文化の豊かさが大いに関心を呼び、各種新聞やインターネットでも写真入りで報道されました。なお、本作品は本年12月8日まで、東京駅八重洲口正面にある京都館にて展示を行っています。
![]() プレス発表の様子 |
![]() 京都館展示 |
関連リンク
- 京都電気自動車プロジェクト
http://www.kyoto-car.jp - 松重研究室ホームページ
http://piezo.kuee.kyoto-u.ac.jp/jp/members/staff/matsushige - ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
http://www.vbl.kyoto-u.ac.jp/Projects/Kyoto-Car/