新入留学生のための見学旅行を実施しました。(2009年9月16~18日)

新入留学生のための見学旅行を実施しました。(2009年9月16~18日)


白川郷

 国際部留学生課は9月16日から18日にかけて飛騨高山、白川郷、北陸方面へ新入留学生のための見学旅行を実施しました。この見学旅行は、新入留学生に研究科・学部の枠を超えて交流し、日本の地方文化を学習してもらうことを主な目的としています。45名の留学生は大部屋(5~6名)で布団で寝るという団体生活を行いました。幸いにも新型インフルエンザの影響もなく、和やかに旅を終えることができました。

 1日目は京都大学を出発し、バスで岐阜県高山市を訪れ「高山まつりの森」を見学、その後歴史保存地区の古い町並みをゆっくりと散策し、高山市内で泊まりました。2日目は「宮川朝市」を見学した後、世界遺産合掌集落「白川郷」を訪れ、庄川に架かる吊り橋を渡り合掌作りの家が散在する一帯を歩きました。午後は金沢市内に入り「兼六園」で3人のボランティアガイドによる英語での説明を受け、広大な日本庭園、金沢城址公園、武家屋敷町を見学しました。この日は旅館に泊まり、貸浴衣を着て温泉を体験しました。最終日は福井県に入り東尋坊の絶景を満喫した後、曹洞宗本山永平寺を見学、厳粛な雰囲気の中、禅の修行道場であることを学びました。最後に「越前和紙の里」で紙漉き体験学習に参加し、和紙の製造工程を学びながら、好きな草花や稲穂を漉き込んでから彩色し、自分が作った色紙を旅の記念として持ち帰りました。

 この見学旅行では、日本の伝統文化が色濃く残る飛騨・北陸地方を巡りその特徴を学ぶとともに、文化遺産の積極的な保存継承をまのあたりに見ることで、本では得られない学習となりました。また、互いに協力し助け合いながら団体生活をすることの大切さを学んだ、有意義なものとなりました。

 
兼六園

浴衣を着て温泉体験
 
東尋坊

紙漉き体験

永平寺