京都人類学研究会7月季節例会「アニマと<あいだ>の人類学」

京都人類学研究会7月季節例会「アニマと<あいだ>の人類学」

 京都人類学研究会7月季節例会(文化人類学講座20周年記念講演会第5回(全5回))を開催します。奮ってご参加ください。

演題

ミニシンポジウム「アニマと<あいだ>の人類学」

日時

2013年7月19日(金曜日)13時30分~(開場13時00分)

場所

総合研究2号館 4階会議室(AA447)

対象

どなたでも参加いただけます。

発表

  •  「芸術と生の人類学へ-障害のある人たちの創作活動から」
    中谷和人(日本学術振興会)
  • 「脱制度化の源としての<触発=情動>の連鎖の場-精神医療における「魂に対する態度」がもたらすもの」
    松嶋健(京都大学人文科学研究所)
  • 「パッションの共同体へ-南インドにお ける神霊憑依、開発、身体」
    石井美保(京都大学人文科学研究所)

コメンテーター

野村雅一(国立民族学博物館)

要旨

 このミニシンポジウムでは、anima(魂、生命)と<あいだ>という言葉を鍵として、芸術的創作と精神医療、神霊憑依をめぐる人びとの営みを検討します。

 それぞれの発表に共通するのは、人びとが「生きている身体」として他者や環境と取り結ぶ動的な関係性への感受性であり、いわば<あいだ>の位相への関心です。主体と客体という二項関係、あるいは主体と主体の対峙という構図から離れ、生きている身体と身体、動き変化する身体と環境、そして生物としての人と非生物としてのモノの<あいだ>に目を転じたとき、どのような新たな人類学的展望が開かれるのでしょうか。

 このシンポジウムは、生と魂<アニマ>への人類学的接近に向けた実験的な試みの端緒です。

申し込み

事前の参加予約は必要ありません。

参加費

資料代として200円いただきます。

問い合わせ

京都人類学研究会事務局
Email: kyojinken2013*yahoo.co.jp (*を@に変えてください)

備考

京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ研究者・大学院生がその研究成果を報告する場です。