色と香りであやどる科学と芸術

色と香りであやどる科学と芸術

伝統的な芸術の手技や美のしくみを科学的な視点からひもといてみると…

日時

平成24年1月7日(土曜日)、8日(日曜日) 10時00分~17時00分

場所

京都文化博物館 別館ホール

申し込み・入場料

申し込み不要・入場無料

講演内容

1月7日(土曜日)

11時00分~ 理学研究科 教授 有賀 哲也
「色と化学 -フェルメールの青、北斎の青」
13時30分~ 理学研究科 博士課程 森脇 隆仁
「青と緑の色で観る透明な線虫 ~ストレス防御とDNA修復~」
15時00分~ 理学研究科 准教授 藤 定義
「混ぜるの科学」

1月8日(日曜日)

10時30分~ 和楽器演奏
11時00分~ 宇宙総合学研究ユニット 講師 磯部 洋明
「宇宙の光と音、そして香り」
13時00分~ 和楽器演奏
13時30分~ 理学研究科 准教授 林 重彦
「色覚の量子力学」
14時30分~ 和楽器演奏
15時00分~ 総合博物館長・教授 大野 照文
「宇宙と生命の歴史」

※それぞれ約30分の講演の後、15分ほど質疑応答の時間があります。
※1月8日(日曜日)は、和楽集団まんざらによる和楽器演奏も開催します。

パネル展示

京都大学の大学院生や学部生が、芸術的な作品を科学的な視点に立って考察、解説してみました。

作品展示

各講師による作品や道具類等を展示しています。
「草木染め」 村山 好明、幾島 淳夫、石黒 護、海老川 広子

実演・体験コーナー

講師の実演、および手技の一部を実際に体験できるコーナーを設けています。無料でご参加いただけますが、人数に限りがありますので、満員の場合はあしからずご了承ください。

「金箔」 10時00分~12時00分 金箔截金師 池田 香那弥(いけだ かなみ)
截金(きりかね)は、金箔を数枚焼き合わせて細く直線状に切ったものを、筆と接着剤を用いて貼りつけることによって美しい文様を表現する伝統的な技法です。非常にやわらかく、展性に優れた金の特性を利用して、この技術は仏像・仏画の装飾として発展し、工芸品にも用られています。

「草木染め」 13時00分~15時00分 染色家 有元 高太(ありもと こうた)
一般的には、天然の植物を染料として染める方法を「草木染」といい、四季のある日本では、植物の種類も大変豊富で、古くから染色の文化は発達してきました。ひとつの素材から、さまざまな環境や条件によって色は無限に誕生します。

「お香」 15時00分~17時00分 香司  松下 恵子(まつした けいこ)
仏教と共に伝わった香。源氏物語などにみられる貴族文化から今日まで、日本人の繊細な感性がわが国独自の香り文化を築き上げてきました。ポピュラーな棒状の線香ほか、練香、匂い袋、コーン型や渦巻き型のインセンスなど、幅広く楽しめます。香司(こうし)には、天然香料についての専門知識と研ぎ澄まされた感性が必要とされます。

各イベントのタイムスケジュール等の詳細は以下のwebページにてご確認いただけます。なお、場合により予定を変更させていただくことがありますので、ご了承ください。
http://cr.sci.kyoto-u.ac.jp/art/

問い合わせ先

京都大学大学院理学研究科 社会交流室
E-mail: art*cr.sci.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
TEL: 075-753-3640、FAX:075-753-3645

主催

理学部・理学研究科

共催

京都府教育委員会

協力

総合博物館