第173回 アフリカ地域研究会
モザンビークの中でも、最も激しい戦闘を経験した同国北部の農村部に通い始めて16年を迎える。
これまでモザンビークの戦争の起源、戦争、その後の和平プロセスについて、歴史から迫ろうと試みてきた。
しかし、1992年の和平合意から18年を迎え、この間に起った社会の変化について、光を当てる必要があると感じるようになった。
本報告では、戦後の和平プロセス、そしてここ数年アフリカ各地でみられる急激な変化によって生じつつある、人びとの間の社会関係の変容に注目し、「モザンビーク社会の今」を考えたい。
また、本報告では、モザンビーク北部農村の人びとの社会関係に視座を置きつつも、同時代を生きる日本の我々の社会関係についても改めて考える糸口を得たい。
日時
2010年10月21日(木曜日) 15時00分~17時00分
会場
京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室
アクセス: http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/access.html
演題
和平から18年後のモザンビーク社会の今、そして私たち ~北部農村における社会関係資本調査から
発表者
舩田クラーセンさやか (東京外国語大学大学院総合国際学研究科 准教授)
参加費
無料
申し込み
不要
問い合わせ先
E-mail: caas*jambo.africa.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催
京都大学アフリカ地域研究資料センター