学術情報メディアセンターセミナー 「次世代計算環境のための線形反復法」

学術情報メディアセンターセミナー 「次世代計算環境のための線形反復法」

  京都大学学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しております。
  7月27日の学術情報メディアセンターセミナーでは、山梨大学(工学部)の安藤英俊氏をお招きし、ご講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております。

日時

2010年7月27日(火曜日) 16時30分~18時30分

場所

京都大学 学術情報メディアセンター 南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。)

参加費用

無料

参加申込み

不要

問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 岩下武史
TEL: 075-753-7430
E-mail: iwashita*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催

京都大学 学術情報メディアセンター

共催

第14回 ANS研究会

懇親会

未定

プログラム

講演者 岩下 武史(京都大学 学術情報メディアセンター 准教授)
講演題目 ICCG法の基礎とその並列処理
講演概要 ICCG法は不完全コレスキー分解を前処理とする共役勾配法で有限要素解析に代表される数値シミュレーションにおいて広く利用されている。本講演では ICCGの基本的なアルゴリズムの紹介とその並列化手法について述べる。

 

講演者 安藤 英俊(山梨大学 工学部 准教授)
講演題目 GPU上でのKrylov部分空間法のための前処理手法について
講演概要 昨年度長崎大学のGPUクラスタがゴードン・ベル賞を受賞するなど、近年GPUが安価で高速な並列計算機として注目されている。その一方でGPUはそのアーキテクチャの性格上、演算性能を引き出すには独特のノウハウが要求される。GPUの本格的な利用を見据え、本講演ではKrylov部分空間法のための代表的な前処理手法のGPU上で効率的な実装法について紹介する。