概要
京都大学・宇宙総合学研究ユニットとJAXA・宇宙科学研究所(ISAS)は、「宇宙環境の総合理解と人類の生存圏としての宇宙環境の利用に関する研究」 を共同で推進するための共同研究契約を締結しました。
本共同研究では、太陽物理学を基軸とした太陽地球環境の研究(理学分野)と、宇宙生存圏に向けた宇宙ミッションデザイン工学に関する研究(工学分野)の二つの研究を重点的に進めるとともに、京都大学宇宙ユニットを中心とする研究者のネットワークを活用して、将来有望な技術(シーズ)と理学的目的(ニーズ)を総合的に検討し、新たな宇宙ミッションの創出を目指します。
さらに、長期的な未来と現実をつなぐような次世代宇宙機・宇宙推進のデザインや、人類が宇宙へ出て行く意義の人文社会科学的検討など、これまでの宇宙理工学の枠を越え、京都大学でしかできないような新しい「宇宙学」の創成を目指すとともに、ISASの大学共同利用機能の強化へとつなげることも目的としています。
本ワークショップはこの共同研究のキックオフミーティングとして、ブレーンストーミング的な議論を行うことを目的としています。京都大学、ISAS関係者に限らず、幅広い分野の研究者の方の参加を歓迎します。
ホームページ
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/usss/etc/isasws-100625.html
日程
2010年6月25日(金曜日) 10時00分~17時30分
会場
キャンパスプラザ京都(京都駅前)
アスセス:
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=585&frmCd=14-3-0-0-0
主催
京都大学 宇宙総合学研究ユニット、宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
参加申し込み方法
参加を希望される方は以下の事項を6月20日(日曜日)までに次のアドレスへE-mailでお送りください。
E-mail: asai*kwasan.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
京都大学ISAS共同研究ワークショップ申し込み
・氏名:
・所属:
・職名(学年):
・E-mailアドレス:
・懇親会への参加: 参加 不参加
暫定プログラム
午前の部(10時00分~12時10分 会場:第3講義室)
10時00分 | 柴田一成 京都大学宇宙総合学研究ユニット長挨拶 |
10時05分 | 松本紘 京都大学総長挨拶 |
10時15分 | 小野田淳次郎 ISAS所長挨拶 |
10時30分 | 共同研究概要説明 「宇宙環境の総合理解と人類の生存圏としての宇宙環境の利用に関する研究」 磯部洋明(京都大学宇宙総合学研究ユニット) |
10時50分 | 質疑応答(11時20分まで ※ここまで記者発表にも対応) |
休憩 | |
11時30分 | 「太陽物理学を基軸とした太陽地球環境の研究」 浅井歩(京都大学宇宙総合学研究ユニット) |
11時50分 | 「宇宙生存圏に向けた宇宙ミッションデザイン工学に関する研究」 坂東麻衣(京都大学宇宙総合学研究ユニット) |
午後の部 (13時10分~17時30分 会場:第4講義室)
※講演の順番変更、追加の可能性があります。1講演当たり15分~20分です。
13時10分 | 稲谷芳文(ISAS) 「宇宙工学研究のこれまでと今後の展開」 |
谷森達(京都大学理学研究科) 「ガンマ線で探る地球と宇宙:オゾンホールから宇宙最初の星まで」 | |
佐々木進(ISAS) 「持続可能社会を目指した宇宙エネルギー利用の研究」 | |
長田哲也(京都大学理学研究科) 「岡山3.8メートル望遠鏡計画の進捗状況と、中口径望遠鏡の応用可能性」 | |
今村剛(ISAS) 「太陽活動と惑星大気科学」 | |
塩谷雅人(京都大学生存圏研究所) 「国際宇宙ステーションから見る地球の大気 -超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)による観測-」 | |
斧高一(京都大学工学研究科) 「宇宙マイクロナノ工学」 | |
石原昭彦(京都大学人間・環境学研究科) 「宇宙医学生物学の現状と将来」 | |
柴田裕実(京都大学工学研究科) 「宇宙塵観測機器開発の現状」 | |
中川貴雄(ISAS) 「宇宙理学研究と今後の展開」 | |
パネルディスカッション | |
18時30分 ~20時30分 | 近隣の会場で懇親会 |
(東京方面へ新幹線で帰られる時間に終わります)
問い合わせ
山川 宏 宇宙総合学研究ユニット 副ユニット長
E-mail: yamakawa*rish.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)