京都人類学研究会1月例会

京都人類学研究会1月例会

京都人類学研究会1月例会のお知らせです。
奮ってご参集くださいますようお願いいたします。

日時

2009年1月26日(火曜日) 16時00分開場 16時30分開始

場所

京都大学 総合研究2号館(旧工学部4号館)4階 大会議室
会場までの道のりは、以下のアクセス・マップをご覧ください。
/ja/access/campus/map6r_y.htm
※通常と開始時間が異なっております。ご注意ください。
※終了後、懇親会も予定しております。奮ってご参加ください。

演題

アフリカ都市の同郷者コミュニティとその戦術:カメルーン、バミレケを事例に

発表者

平野(野元)美佐(天理大学講師)

コメンテーター

中村亮(総合地球環境学研究所)

要旨

 本発表では、アフリカ都市の同郷者コミュニティとその戦術について、カメルーンの首都ヤウンデに暮らすバミレケ都市移住民を事例に考察したい。

 バミレケは20世紀初頭から、都市部やプランテーション地域に移住を開始し、勤勉な労働者として、また商才に長けたエスニック・グループとして有名になった。彼らはまた、移住先で同郷者コミュニティを形成し、出身村と密接な関係を保ってきた。しかし、同郷者コミュニティといっても一枚岩ではなく、世代、経済階層、性別などにより、都市での活動や村との関わり方が異なる。彼らはこのような異質性を包摂しながら、同郷者コミュニティを維持するために、さまざまな戦術を用いている。同郷会を世代、性別ごとに組織し、頼母子講の金額に幅をもたせ、時には一つのイベントに全員で関わらせる。多大な労力と時間と知恵がコミュニティに注がれるのは、それが都市において欠かせないものだからなのである。

備考

  • 事前の参加予約は必要ありません。
  • 当日は、資料代として200円をいただきます。
  • 京都人類学研究会は、京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ大学院生・研究者がその研究成果を報告する場です。どなたでも自由に参加いただけます。

お問い合わせ先

inq_kyojinken*hotmail.co.jp (*を@に変えてください)
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京都人類学研究会代表 田中雅一