文学研究科国際シンポジウム「世界の中の『源氏物語』-その普遍性と現代性-」

文学研究科国際シンポジウム「世界の中の『源氏物語』-その普遍性と現代性-」

 二日間にわたって『源氏物語』が持つ普遍性と現代性とは何かという問題に、第一部「日本文化の中での『源氏物語』」、第二部「海外での受容と翻訳の問題」、第三部「『源氏物語』と美術」という3つの切り口から立体的に迫ります。文学研究科の教員に加えて、国内の気鋭の専門家、また第二部のパネリストとして台湾、イギリス、ドイツの『源氏物語』の専門家を招き、報告と討議を行います。また基調講演として今年チェコ語訳を完成されたカレル・フィアラ氏(福井県立大学)に世界古典としての『源氏物語』の普遍性と魅力を語っていただきます。

日時

  • 1日目-平成20年12月13日(土曜日) 9時30分~18時00分
  • 2日目-平成20年12月14日(日曜日) 10時00分~16時30分

場所

京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール

プログラム

1日目

9時30分

開会の辞
   苧阪 直行 (文学研究科長)

挨拶
   落合 恵美子 (G-COE代表)

趣旨説明
   大谷 雅夫

9時45分~12時15分

〔セッション1〕 日本文化の中での『源氏物語』

座長
   木田 章義  (国語学国文学専修)
パネリスト
   大谷 雅夫 (国語学国文学専修)
   金光 桂子 (国語学国文学専修)
   杉本 淑彦 (二十世紀学専修)
   今西 祐一郎 (九州大学)

12時15分~13時45分 昼休み
13時45分~14時45分

基調講演

演者
   カルレ・フィアラ (福井県立大学)
演題
   『源氏物語』と日本古典文学の翻訳

15時00分~18時00分

〔セッション2〕 海外での受容と翻訳の問題

座長
   廣田 篤彦(英語学英米文学専修)
パネリスト
   林 文月(台湾大学)
   トーマス・マッコーリ(シェフィールド大学)
   ユディット・アロカイ(ハイデルベルク大学)

2日目

10時00分~13時00分

〔セッション3〕 『源氏物語』と美術

座長
   吉岡 洋(美学美術史学専修)
パネリスト
   吉川 真司(日本史学専修)
   根立 研介(美学美術史学専修)
   原口 志津子(富山県立大学)
   稲本 万里子(恵泉女学園大学)
   河上 繁樹(関西学院大学)

13時00分~14時30分 昼休み
14時30分~16時30分

各セッションのパネリストによるラウンドテーブル
-『源氏物語』の普遍性と現代性をめぐって-

司会
   川合 康三(中国語学中国文学専修)

16時30分 閉会の辞

参加費

無料(当日先着順)

共催

GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」

協賛

京大以文会

問合せ先

京都大学大学院文学研究科 
電話 075-753-2700
※文学研究科ホームページ: http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/